なるがです。
北朝鮮の核実験を受けて、世界が緊張状態になっています。
でも僕は相変わらず呑気に過ごしてますし、僕同様周りの人間も関係ないといった風に、まったくいつもの日常と変わりません。
国のトップの人たちだけが頭を悩ませている情況なんだと思います。
「他人事かよ!」って言っても・・ねぇ。
この問題の解決策など、僕ら一般人が考えたところで何の役にも立たない事は分かり切ってます。
Jアラートがついこの前発動しましたが、まさに考えても無駄という事が分かりました。午前5時57分に北朝鮮から発射したミサイルが、10分後の午前6時7分にはすでに北海道上空を通過しているのです。
10分で一体何が出来るというのでしょうか。
着弾地点から離れていれば何とかなるかもしれませんが、そんなことは分かりません。運が良いことをひたすら祈るしかないのです。
そして有事はやってくるのか?そのために備える事はできると思いますが、運が悪ければ無駄になります。たぶん一発で。
もし戦争が始まった場合、通常火力もさることながら、やはり核が使用される確率は高くなると思われます。
トランプ政権は軍事行動を起こすのか?
7月のICBM発射に対する国連安保理の制裁も完全無視での今回(8月29日)の発射。そして9月3日の大規模核実験の実施。
完全に怖いもの無し。まさにやりたい放題。
北は交渉に持ち込めれば勝ちなんだろうけど、トランプは今までと違うことをやりそうな気がします。今まではそれで譲歩を勝ち取ってきた北朝鮮でしたが、今回は互いに脅し合い。いつプチッてきれてもおかしくない。
2009年にも弾道ミサイルを発射して国連安保理から怒られたときも、無視してまた核実験を行っています。まったく今回と同じことをしてるのです。
国連安保理ももう黙ってはおれんはずです。キムの野郎〜何回無視すんねん!となっているはずです。しかしオバマ時代の「戦略的忍耐」として一切かかわりませーンとしてきた結果が、皮肉にも北朝鮮に核開発の時間を与える事になろうとは、放置プレイどころか失策と言えるかもしれません。
しかし金正恩はどうしてそこまで強気でいられるのかが不思議でなりません。あの大国アメリカに正面からメンチ切ってるのですから。それについてはトランプも引くことはしていません。あきらめて核保有を認めるのか?否、認めないでしょう。
言う事を聞かないとなれば仕方ない、とばかりにアメリカの先制攻撃、強硬策に打って出る可能性もシリア空爆を行ったトランプならあり得ます。
しかしそれだけは絶対避けるべきです。北の反撃によって必ず日本にも大きな被害が出る事になります。韓国にしても同様です。
戦争が始まれば独裁政権の北朝鮮は、自国がどれだけ被害が出ようと戦争は止めないでしょう。過去の日本、東条英機がそうであったように、軍部が権力を掌握している限り、暴走は止められません。
日本が太平洋戦争に突入したわけ
ちょっと話は逸れますが、金正恩に対する北朝鮮の国を挙げた忠誠心はナチスのヒトラーにも似ている部分が感じられます。当時のドイツ国民はまさにヒトラーマンセーだったわけで、3者に共通しているのはファシズムという政治体制です。
1940年に日独伊三国同盟を締結した日本はアメリカから怒られて経済制裁をくらいます。いったんはマジで~わかったよ~だから石油は止めないでねと言いながら、ちゃっかり陸軍はサイゴンに進駐します。当然アメリカは怒ります。
もう怒った!石油全面輸出禁止!アメリカにいる日本人の資産凍結!とさらに厳しい制裁を科します。そして日本に対し、中国からの撤兵、満州解放、三国同盟を解散せよという条件を出してきます。
しかしその1か月前に東条英機が首相に就任。彼がそのような条件など認めるはずもなく、その最終提案も聞き入れず、1941年12月真珠湾を攻撃、太平洋戦争へと突入します。
何が言いたいのかというと、やたらと北朝鮮を挑発したり、世界みんなでつつきまわしたり、イジメのような事をすれば何しでかすか分からん、という事です。窮鼠猫を噛むかもしれません。
圧倒的軍事力のアメリカは北朝鮮なぞ取るに足らんというスタンスでしょうが、北朝鮮は国家滅亡もいとわない覚悟で向かってくるでしょう。
小国日本が大国アメリカ相手に戦争を始めたように。
真珠湾奇襲を提唱した山本五十六は短期決戦で講和に持ち込む筋書きだったそうですが、まさに北朝鮮もそのような戦法を取ってくるはずです。これ以上はもうやめてくれと言わす為、まさに無慈悲な攻撃をしてくるのではと思われます。
恐ろしいのは第2次世界大戦とは戦い方が全く違ったものになる事です。通常兵器の使用も当然ありますが、核兵器、毒ガス、生物兵器、EMP攻撃、遠距離ミサイル攻撃、接近戦ではなく相手が見えない戦争になるかもしれないという事です。気付いた時にはもう手遅れの可能性もあり得ます。見えない分躊躇がありません。
ですが、やはり過去の教訓は生かさないと意味がありません。人類は見てきました。武力衝突によって何が生まれるか?確実に悲惨な結末に他なりません。しかし現在も紛争は各地で起きています。アメリカなどは戦争してないときはないんじゃないでしょうか?結局人類は何も学んでないのでしょうか?どうすることも出来ずに殺し合いになるのを傍観するしかないのでしょうか?
戦争反対!と唱えたところでその思想が反映される訳でもなく、ただのきれいごとにしか思えない口だけ達者な僕は、ただの偽善者であり傍観者です。行動を起こしている彼らの方がよっぽど偉いです。
9月9日北朝鮮の建国記念日に核実験の可能性と報道がありましたが、今のところ無いようです。ロシアのプーチン大統領がおめでとう祝電を送ってました。
『ロシアと北朝鮮の関係は友好と相互尊重の伝統に基づいている』
そうです。さらに、
『朝鮮半島、北東アジア地域の安全、安定の強化に寄与する』とも言っています。
これで有事の際のロシアは北朝鮮からの攻撃のリスクは少なくなったようなものです。方やアメリカ、トランプ大統領に対して北朝鮮は、『無慈悲につぶしてやるからな』ですよ。ロシアは対話による交渉を考えており、新制裁決議に関しても否定的な姿勢を示しているそうです。
第二次世界大戦前にドイツとスターリン率いるソ連が結んだ『独ソ不可侵条約』をみているようです。
ようは、お互いに攻めないよ~と言っている条約です。
ドイツは大国ソ連と約束を取り付けたうえで早速ポーランドへ攻め込み、第2次世界大戦が始まります。
北朝鮮もロシアを後ろ盾に、心強い味方が出来ていると思ってるかもしれません。あわよくばロシアとアメリカを戦わせたろ~なんて考えてたりして。
朝鮮戦争は休戦中であって、いつ始まってもおかしくない状態ですから・・。
あくまで僕の勝手な想像なので・・・このへんは無いですね。
ちなみにその後ドイツは勝手に条約を破棄してソ連にも攻め込みます。コテンパンにやられますが。
国同士の駆け引きとか、いろんなことを考えながらやっているのでしょう。
今後の動向を注意して見ていかなくてはいけないと思います。しかし何度も言うように戦争だけは絶対避けなければなりません。過去の戦争で亡くなった人たちは一体どう思うでしょうか?
きっと悲しむに違いありません。自分たちの犠牲が役に立っていないと。