なるがままにされよう

このGブログも6年目に入りました。気が向いたときに書きます汗

怒りという感情について

なるがです。

 

僕は滅多に怒る事がありません。今までに相手とのトラブルなどは起こしたことが無いです。とは言え僕も人間ですから、『怒り』という感情は持ち合わせてもいます。ただ、『怒り』が発動するまでに治まってしまうので、滅多に使うことがないのです。

 

基本呑気なので、右から左へ受け流す事が多いのと、事なかれ主義、ビビりの為、争い事が特に苦手です。当然殴り合いのケンカなどしたことありませんし、もしそんな事態になろうものならすぐさま謝ると思います。

 

しかし問題は、『そんな事態』の内容にもよります。自分の大切なもの、今の自分で言うなら、家族が危険にさらされる、などの事態になれば話は別です。自分の中でここから先を越えてはいけないライン、いわゆるレッドラインを越えてくる相手とは戦わなくてはいけません。しかし、戦い=暴力と解釈してしまうのはよくありません。相手を負かす事が目的ではないのです。

この場合なら僕は、何があっても家族を守る、そして絶対に死なない。そのための最善策を取る事、それが戦うという事だと思っています。怒りに囚われると確実に冷静さを失います。本来の目的すら見失って、死んでしまったりしては元も子もありません。

 

怒れるひとたち

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最近やたらとキレる人たちのニュースを見ます。最近では東名高速での事故。実際に起きたのは6月ですが、捜査の進展や証言など精査した上での報道となりました。

結論から言えば本当に最悪な結末を迎えてしまったという事です。目の前で両親を亡くし、ただ二人取り残されてしまったまだ幼い姉妹が不憫でなりません。

パーキングエリアで事件の前兆となる出来事があり、被疑者がこれに対して逆上し、その後被害者の車の後を追いかけ、執拗に煽りまくったというのですから執着心が異常すぎます。

 

怒りが何故起こるのか?どんな時に怒りの感情が湧くのか?

  • 自分の思い通りにならない時
  • 自分が負けていると思う時
  • 相手に負けたくないと思う時
  • ルール違反、マナーの悪さを見たりされた時
  • などなど・・

一番顕著なのが『自分の思い通りにならない時』だと思います。僕自身でもそうだと思うからです。

他人からの忠告や意見というものは得てして認めたくはないものです。それが正論であればあるほど受け入れ難く感じるものです。その時の感情は、自分が正しいのだ!このままでは言い負かされてしまう!と感じるのではないでしょうか。

そこでどう捉えるかが分かれ目となります。心を落ち着けて受け入れる、もしくはそれが出来なくて反抗的態度を取る、という事になります。

そしてその反抗的態度を取ることによって、負けたくないと思うようになります。

ここまで感情の段階が来てしまったら、すでに怒りに支配されてしまっています。逆に相手を負かす事、復讐する事しか考えられずイライラが止められません。

最近はこの段階を踏むことなく、すぐ怒りに支配されてしまう人が多いように感じます。キレやすいとはそういう事なんだと思います。

 

怒りの矛先は弱い人間に

一番やっかいなのは、そういうキレやすい人たちの最も都合よいターゲットが、おとなしそうな、言い返したりしなさそうな人を選んでいるという事です。される方はたまったもんではありません。僕自身も言い返したりしない方ですので、ターゲットにされやすいです。

これが形になったものが、いじめであったり、パワハラであったり、虐待となるわけです。そしていつしか怒りはストレスの発散、自分の思うようになる事による快楽へと姿を変え、なくてはならないものになります。もう中毒です。

そういう輩は怒りなんかで動いているのではなく、自分が気持ち良ければいい、ただのオナニー中毒者です。

自分が世界の中心と思っているくだらない自己中心性しか持ち合わせていません。

 

しかしながら、そんな輩とも共存していかねばならない世の中、やはり自分の身は自分で守るしかないというのが宿命なんだと思います。もしかしたら明日自分が当事者になるかもしれないのです。それだけこの世にはそんな事がありふれているという事です。

 

学校・会社・家庭などにおいては、一人ではなく周りを巻き込むしかありません。利用できるあらゆる手段を駆使してオナニーを止めさせなければなりません。とある学校では、周りの人間がオナニーの手伝いをしていた動画も出てましたが。やはり協力者が必要不可欠です。

 

しかし怒りに怒りを用いて対処しても火に油を注ぐだけです。相手を認めた上でしかるべき人に出来ない状況を作ってもらう事が必要だと思うのです。

何故そうしたのか、冷静に相手の言い分を理解してあげておいて、「次やったら終わりな」とクギを刺し、思いとどまる様に仕向けるのです。エロ本より本物がいいと気付かせるのです。(分かりにくい)

 

怒りはスルーする

それとは反対に、外に出てみても怒れる人間はごまんといます。人が集まるところなどはウジャウジャいるんではないでしょうか。駅の通勤ラッシュ時など、朝からしかめっ面して何をそんなに怒ってるの?と言いたいくらいです。

ほとんどの人は普通ですが、やはり中には割り込み、通行ルール無視、混雑の中を強引に肩をぶつけて走って行く者など、自分さえよければいいのが丸出しです。

 

ほとんどの人はそういう輩に怒りを覚えている事と思いますが、賢いのは皆それに反応していない事です。正義感から言い寄る人もたまにいますが、そんなのに関わるだけ時間の無駄と思うべきです。ムカついてもみんなグッとこらえているのです。それがベストだと知っているからです。知らん顔ではないのです。

でも体調崩したりした人がいればみんなで助けますよね。そこが違いです。アホなことに時間は使わない事です。

 

そしてやたら多い自動車運転におけるトラブル。まんま上記に挙げた事に当てはまります。例えば、

  • 思い通りにいかない(煽り運転
  • 負けているのではないか(煽り返してやろう)
  • 負けたくない(嫌な思いをさせてやる)
  • ルール違反、マナー(今そんなの関係ねぇ)

 

どっちもどっちです。しかし関係のない他人を巻き込むなど、絶対にあってはならない事が起こり得るという側面も持ち合わせています。相手の挑発に乗ってしまえばもう後戻り出来ないのです。

怒り発動の前に冷静になって、イカイカンと自分を制御すべきです。自分の家族や大切な人だけでなく、知らない家族までをも巻き込む事になるのです。

 

怒りはスルーする。右から左へ受け流す事が大事です。決して負けた訳ではありません。『馬鹿な可哀そうなヤツだ』と鼻で笑っていればいいのです。

 

配送トラックなどのテール部分に『速度順守!お先にどうぞ!』とステッカーが貼ってありますが、これこそがお互いに持つべき心なんだと思います。

 

怒りは何も生まないです。できればこれからも使いたくない能力だと思っています。

疲れますしね。