なるがです。
どの会社にも仕事をする上でのマニュアルは存在していると思います。アルバイトや新人を管理するため等必要不可欠なものです。これに沿って仕事を進めていけば、誰でも同じように一定のクオリティを保つ事が出来る優れモノです。
右も左も分からない時、この『マニュアル』はとても頼りになります。しかし一定の期間を過ぎると、全く使い物にならないものだと分かって来るはずです。
ここで気付くか気付かないかで大きく変わってきます。
いわゆる『マニュアル人間』になってしまうという事です。
職場スタッフにもこのマニュアル人間は結構多いです。ただ、それが悪いという事ではありません。むしろマニュアルに沿って動いてくれる事はとても良い事です。ルールを順守するという点においては全くもって優等生なのです。会社にとっては大変貴重な人材とも言えます。
では、なんで『マニュアル人間』が悪い意味でとらえられるのかと言えば、やはり自分の頭で考えない、応用が利かないと思われるからです。そういう僕もマニュアル人間なんですがw
最近になってようやく自分で考えるようになりました。考えはするのですが、行動を起こす寸前で思いとどまり、「いや、やっぱりこれにしとくべきだ」とマニュアルに侵された心が判断を下すのです。
これに従っておけば絶対安心安全なのだ、という何の根拠もないものに委ねるのです。裏を返せば考えるのがめんどくさい、何かあったときも免罪符として機能する、と言った完全な守りの態勢に入っている訳です。これではこの先何の進歩も望めません。
マニュアルが生み出す弊害
今日社内で財布を拾ったので、インフォメーションに届けに行きました。見た目から若い女性もののようです。ちょっと下心が浮かびます。受付の男性が対応してくれ、中身を確認します。どうやらうちの社員のようです。いろいろ入っていましたが、気になるお金は・・・¥4000。
僕より多いwいやしかしこれで本人も喜ぶだろうなと安堵していましたら、その男性職員、
「3か月以内に持ち主が来た場合、報労金として1割請求できる権利が発生しますが、どうしますか?」と。
「はい??」(する訳ねーだろ!)
同じ社内の人間で、1割と言えば¥400、しかも若い女性。どう考えても一瞬で判断できる案件だろうに。
いい歳こいたおっさんが若い女性社員に「1割として¥400頂きますね。」などと言うとでも思ったんだろうか。穏やかに「い、いえ、結構です」とやんわり答えておきましたが、その男性の、俺仕事した~的なドヤ顔がムカついて張り倒したくなりました。
こういう時は笑って「請求無しでいいですよね」と言うだけで良いのだ。
あと2例ほど言わせてください。
某銀行にて現金引き出しの為ATMでの出来事です。
僕の順番が来て、何事も無くお金を引き出し、立ち去ろうとしたその時です。次に入った人から呼び止められ、「千円忘れていますよ」と。封筒に入れない分をとりあえず置いたのを忘れていたのでした。「すみません、ありがとうございます。」と恐縮しながら受け取ろうとしたその時、それを見ていた案内係のオバサンから「待った!」が。
「本当にあなたの物か確認が取れませんので、いったんこちらへ」
「はい??」
(つーかおばはん、見てたんなら分かるやろ?ATMから離れて5歩も行ってないで!?俺以外に誰の物やって言うねん!)それからはいろいろ調べられ、厄介なことにその時のカードが他人の(会社用です)ものだったので余計ややこしくなり、銀行の偉いさんまで出てきて大事に。
お金に関する事ですからシビアにならざるを得ないのは分かります。だけど、あの状況で引き止めないといけなかったのか?時間にして10秒以内の出来事です!ほんまに理解できません。その後の時間を返せ~と言いたい。千円なぞくれてやったら良かったわ。
その2
通勤電車での車内アナウンスについて手短に。
『お客様にお願い申し上げます。車内は全車両禁煙となっております。お客様におかれましてはおタバコはご遠慮して頂きますようお願い申し上げます』(確かこんな感じ)
ここ10年以上そんなヤツ見た事も聞いたこともないわ!
この朝のクソ満員電車でタバコ吸うヤツは相当度胸あるか、相当アホかだ。
田舎の電車のガラガラな車内なら分からなくも無いが、都会の超満員の電車でそのアナウンス、なかなかシュールですやん!
愚痴ばっかりになってしまいました。
これもマニュアルの弊害なんでしょうかね。自分のアタマで考える。状況をよくみる。
マニュアルがいかに役に立たないかが分かると思います。僕もそうならないように頭を使っていこうと思った次第であります。
なるがです。