なるがです。
プルーデンスは、イギリスの女優ミア・ファローの妹です。
そのプルーデンスにこの前手紙を送ったのですが・・・
てか誰だよ!
という話ではなくて、(まったく興味ない)
「Dear Prudence」は1968年に発表されたザ・ビートルズ、通称「ホワイトアルバム」に収められている曲です。ジョン・レノンが作ったとされておりますが、もちろんポール、ジョージも関わっています。
僕はこの曲が好きなのですが、何が好きかと言いますと、ずばり「ポールの叩くドラムプレイ」が好きなんですね。ん?これこそ興味ない(笑)分かる人には分かりますね。
ビートルズが大好きなのでちょっと思い付いた時に曲の紹介でもしていこうと思います。いや、勝手な解釈で僕が思う事をダラダラと紹介して行く事にします。
曲には背景やエピソードがつきものですが、この曲にもあります。
ビートルズのドラマーはご存知「リンゴ・スター」ですが、この曲ではリンゴは叩いていません。
何やらポールがリンゴのドラムプレイにケチをつけたので、すねたリンゴが出て行ってしまったのです。
ポールらしいというか、優れた創造者はいつの時代も良いものを作り出すため、シビアにならざるを得ないのですね。ポール本人はそんな事全く思ってないのでしょうが、可哀想なリンゴ。言い方もキツかったんでしょうきっと。僕でも何となく感じます。
しめしめ、ここぞとばかりに(勝手な妄想)、「リンゴ不在だし、仕方ないから俺叩くわ」的なポール。
これがまた本家を食ってしまいそうなプレイをしてしまうのです。
さすが天才は何やらせても凄い。
僕はドラムの何やらを良く知らないので、知る人からすれば「こんなのはクソだ」と思うかもしれませんが、
曲の終盤に入ってくるこのドラムプレイの躍動はかなりカッコいい。相当カッコいい。
この曲を初めて聴いたとき、「リンゴ、イカす(死語)ドラム叩くやん!」と見直した(失礼)のですが、このエピソードを聞いて実はポールが叩いてたと知った時の、リンゴの悲惨さたるや。ポールの株だけが上がってしまった。何してくれてんねんポール!
いや、実際カッコいいのです。ジョンのギターの印象的なアルペジオも相当カッコいいし、曲の中でのあの盛り上がり方はかなりカッコいい(しつこい)。そして、ベースライン。存在感ありすぎ。
カッコよすぎる。
やっぱ天才だわポールは。
可哀想なリンゴ。
でもリンゴはビートルズに無くてはならない存在です、やはり。
とフォロー。
リンゴのドラムは目立たないけど、実はフレーズが歌ってる。今回のポールのプレイは曲にハマった勢いのあるプレイ。粗削りだけど勢いが感じられます。これが良かった。
最後にポールはリンゴを迎えに行き、「君は最高のドラマーで、ビートルズには君が必要なんだ。帰ってきて欲しいんだ」と伝え、リンゴはしぶしぶ帰ってきます。そうだ、謝れポール。
アルバムでは2曲目のこの曲の後、3曲目にはもうリンゴが叩いています。良かった良かった。機嫌直ったのかなリンゴ。
この曲は完全にポールの後半のドラムが印象を決定的にしています。聴くたびに毎回繰り返して聞いてしまうほどです。それくらいカッコいい。いやリンゴすまん!
ちなみにプルーデンスさんは現在ばあさんです。