なるがままにされよう

このGブログも6年目に入りました。気が向いたときに書きます汗

この道わが旅、そして伝説へ…

なるがです。

 

もうすっかり春ですね。この季節になるとバイクに乗りたい願望が毎日の様に出てきます!まだまだ運転禁止令が発令中なので、走っているバイクを見ては妄想を膨らます日々であります。

太陽の心地よい暖かさと空気感が最高の季節です。過去に色んな場所へ出かけ、楽しかった頃が思い出されます。

果てしなく続く道、風とひとつになり何処までも。そして伝説となる…。

そもそも事故さえしていなければ今でもきっと走り回っているんだろうなー…。

ゴールデンウイークの3、4、5日と家族で四国旅行へ行って来たのですが、ツーリングバイクがウジャウジャ居ました!みんな楽しそうに走ってました!いいなぁ!

バイクもクルマも公道を走る際の運転は十分気を付けましょう。

 

 

という事でドラクエです。

この道わが旅』はバイクの事ではありません。ゲームです。開放感いっぱいなイメージかと思いきや、いきなりのインドアです。この題名のようにバイクを語れたらさぞかし格好良いだろうに。

今回はこのドラクエのエンディング曲についてどうでもいい事をダラダラと綴ります。

 

ドラクエはすでに説明も必要ないほど有名なRPGですね。1987年に発売された『ドラゴンクエストⅡ悪霊の神々』。このゲームのエンディング曲がすぎやまこういち氏作曲の『この道わが旅』です。

この曲はドラクエの中でも特にお気に入りで、おっさんになった今でも急に聴きたくなる発作が起きます。

 

やっとの思いでクリアして、初めてあのエンディングを迎えたとき、あの曲を初めて聴いたとき、中学2年生だった僕は、何とも言えない感動を味わった様な気がしました。いえ、とてつもなく感動していました。

復活の呪文とやらに常に悩まされ、時には飼い猫にそっとリセットボタンを押され、またある時はあまりの難しさにムカついてカセットをむしり取ったり、放り投げたり。そんな紆余曲折を経て迎えたエンディング。そこへあの曲がかかり…まさに感動モンです。

メロディの美しさ、優しさ、切なさ、淋しさ、そしてゲームの達成感。それらが混然一体となって押し寄せ、情緒あふれる曲に心を完全に持っていかれます。ただのスタッフロールだというのに画面から目が離せず、終わってからもしばらくの間ボーっとしていました。

なんという優しく切ないメロディ。旅の終わりにふさわしい曲です。

 

ただ、ここまでアホみたいに依存症になるのにはひとつの条件があります。それは、ファミコンの音源に限る』というものです。オーケストラバージョンとは違う『味』、これが中毒・依存症の原因であり、これはおっさん世代にしか発症しない病気なんだと思います。

やたらと詰め込んだ音数、貧相な楽器音源、オーケストラには程遠いピコピコ音。なのですが、この『味』を作り出せるプログラマーのテクニックが本当に素晴らしい。少ない音源でいかに表現するか。これを見事に克服しています。


ドラゴンクエストII 悪霊の神々~エンディング(FC版)

 

城内のバッハ的な楽曲からの、突然始まるエンディングテーマのイントロ。この切り替わりと、画面上での演出の流れが最高です。なし崩し的になだれ込む所が余計に心をつかまれます。そして別に見たくもないスタッフロールにくぎ付けとなるのです。

 主旋律の優しいメロディとバックで流れている副旋律、そしてベースラインがしっかりと曲を支え、心地よく耳に残ります。う~ん、…!

 

当時のファミコンはめちゃめちゃ面白かった。あのピコピコ音と粗いドット、中にはスクロールすらしないゲームもありました。低スペックなゲームを必死に?一生懸命夢中になってた思い出があります。比べて今のゲームは実写かと見紛うばかりのグラフィック、性能も凄いものがあります。だけど何故かすぐに飽きてしまうのです…。

まぁ、おっさんになったのもありますし、思い出などは時間が経てば美化されるものだから、ただ感傷に浸ってるだけなんですけどね。

 

 

 そして、次作1988年発売『ドラゴンクエストⅢそして伝説へ…』すぎやまこういち氏作曲のこのエンディング曲『そして伝説へ…』。オーケストラバージョンがとてもハマる曲ですが、やっぱりこれもファミコンの音源がいい味を出しています。印象に残る半音階と明るく不安な響きを持ったメロディ、バックに流れる副旋律がうねうねと動きまくっています。しかもやたら音数が多く早弾き(笑)。ベースがとても存在感があり、曲調をグッと持ち上げています。


ドラゴンクエストIII そして伝説へ...~エンディング(FC版)

 

1:48イントロからの盛り上がりが壮大な物語の終焉にふさわしく、そして静かに曲が始まります。

Cメロの手前でブレイクを挟み、繋ぎのオカズが流れるのですが、2週目の3:10からはオカズ無しで、流れる様にCメロへと繋がっていきます。この部分がやたら心地よく感じます。こんな何気ない部分でも作り込みがされており、ただの繰り返しではない、楽曲の完成度の高さが伺えます。Ⅱとは違う荘厳さも感じます。

うーん、やはり何度聴いてもいい曲です。

 

…ダラダラと書いて来ましたが、ファミコン音源だからこその中毒、依存症とハッキリ分かりました。オーケストラでは出せないこの味、この感動も今後は二度と味わえないんでしょうね。そう思うとおっさんの僕らは貴重な体験をして来たんだなぁと感慨深いものがあります。エンディング中毒・依存症のおっさんはきっと僕だけではないと思います(笑)

数あるドラクエの中でも素晴らしいこの2曲『この道わが旅』『そして伝説へ…』これからも発作が起きるたびに聴いている事でしょう。

ドラクエは Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ(挫折)しか知らないんですがね。