なるがままにされよう

このGブログも6年目に入りました。気が向いたときに書きます汗

働き方改革に期待したい

なるがです。

 

 

 先月、中途社員のオッサンが飛びました。飛び降りでも羽ばたくという意味でもなく、バックレたという意味です。

 

根気よく面倒見て行こうと決心し頑張ってきましたが、よく音信不通になるので素行不良を直すよう警告を突きつけておりました。

しかし結局また今回も寝坊(たぶん笑)をやって連絡が取れなくなったのですが、その理由はなんと「玄関で気絶していた」でした。

余りのバカバカしさに吹き出してしまいました。流石にもうこちらも限界で、今回はとことん追い込みをかけて論破しました。すると逃げられなくなったのか、飛んでしまいました…。

 

40越したおっさんがする言い訳かっつの。セクハラ疑惑もある社員だったので、自ら消えてくれて逆に有難いです。

入社当初からおかしな言動があったのに、彼を信じるとかのキレイごとを言ってた自分が間違ってました。やっぱりクズ以下のカスでした。早く芽を摘んどくんだった。

 

これで今までの時間が全てパーです。

 

 これによって何が起こっているかというと「長時間労働」に逆戻りしたという事です。これまでは力不足ながらも彼のおかげで休めていたのが休めなくなり、シフトでの時間差勤務も不可能になったという事です。

 

 この状況で僕の昇進予定も加わりさらに仕事量が増えているのです。いわゆるぷれいんぐまねーじゃーとやらですが、今更感(笑)仕事増えただけ。

どこでも良くあるあるなんではないでしょうか。

人材募集はしているものの、まったく手応えがないです〜人さえ入れば…! 人!人! 否、猫! 

小さい職場ですが社員独りはツライ。こんなところに応募する人は居ないだろうな…。

 

 

 2018年6月29日に働き方改革関連法案と呼ばれる労働法改正が成立しました。実に70年ぶりとなる大改革です。これにより私たちの生活が大きく変わると言われています。例えば、

 

ウチでも来年4月からの本施行に向け少しづつその取り組みに向けて動いております。最近やたらと神経質になっていますが、上層部からの「〇〇をやるように」という文言のみが独り歩きを始め、末端の現場ではそれに追いつく事が出来ていません。

 

 今回時間外労働については、上限を越した場合企業側に罰則が科せられます。なので余計にうるさくなっているのです。

そうすると現場ではどうなるか? サービス残業をやらざるを得ないのです。

月45時間を超えないようにタイムカードを切って仕事します。超えると査定に響くので自ずとゴマカシをするようになっていきます。改善レポートを出す面倒な仕事が増えるくらいなら、サビ残の方がマシです。ちなみに改善は机では出来ない。仕事増やすなって。

 

効率が悪いだとか、今日は残業しない日を作るとか対策をしてないからだと言います。それも分かります。でも無理なんです。何故か?

 

人がいねぇから。

 

有給を年5日間取得義務化も始まります。素晴らしいです。

でも今まで取った事ありません。ギックリ腰の時くらいです。取らしてくれたのは。これから先、本当に取る事が出来るのかな?

多分無理だと思う。

 

人がいねぇから。

 

勤務間インターバル制度。これも今まで考えて来なかった案ではあります。

仕事終わりから次の仕事までの間、適切な時間を設ける事により、しっかりと休息を取る。例えば遅番の翌日は早番はしないといった感じでしょうか。

でも、多分これも無理だ。

 

人がいねぇから。

 

産業医の機能強化。労働時間の把握の義務化、より実績に近い労働時間を把握すると言う事ですが、これもどうなんでしょう。

 

つい最近、22時以降の勤務が何日か以上あった場合(はっきり思い出せない)、健康診断を受けてくれと上から指示がありましたが、それで社員の健康を管理把握しているつもりなんでしょうか?単なる材料作りでしか思えません。

 

実際サービス残業している事実など知る由もないでしょう。後から発覚したとしてもデータさえ揃っていればいいのです。あとは社員が勝手にやった事と言えばそれで終わりですから。

 

企業側が罰則を避けるためだけに注力するのは何となく見えています。

現場の偽装工作が以前より激しくなってる感が否めない。これではダメな事は自分自身が一番良く分かっています。でも出来ないんです。何故か?

 

人がいねぇ笑

 

グチばっかり言ってねーで真剣に取り組んだのか?出来ることは全部やったか?PDCAだ、トライアンドエラーだと上から言われ、自問自答の日々を過ごしておりますが、どう考えても無理な気がします。何故か?

 

飲食業だから笑

 

僕は作る側ですが、飲食業で人がいねぇってのは究極にヤバい。働き方改革どころではないのが正直なところです。

これは飲食業で働かないと到底理解出来ない感覚です。飲食業でない人達がデスクであれやこれやを考えても、そもそも論点が違うのです。見えている部分が違いすぎるのです。なので絶対理解出来ないと思います。

 

上手く説明出来ないのですが、飲食業をこの改革に当てはめることは無理なんではないかと。

思うのです。