なるがままにされよう

このGブログも6年目に入りました。気が向いたときに書きます汗

2002年8月 2度目の九州一周ぼっちバイクツーリング記

なるがです。

 

 やっと待ちに待った年末休みに入りました。今年はなんと12日間の休みです!この間に書けなかったツーリング日記を完成させる予定ですが、すでにだらけた生活を送っておりますです(笑) 

まえがき 

 今から約17年前にバイクで九州一周をしました。その前年も全く同じことをしてるので2度目の九州一周です。何も連続でする事無いだろうに……当時何が僕を行動に駆り立てたのかいまだに思い出せません。今となってはどーでもいいんですがね。

17年も経つと記憶も曖昧になりますが、やはり強烈に心の中に存在して絶対消える事はありません。人生においてこの様な経験が出来たことを誇りに思いますし、僕の宝物でもあります。しかし無事だったから言えるのであって、事故でもしていれば全く違うものになっていたでしょう。神に感謝。

 前年にお世話になったHさんに会って再度お礼を言いたかったのですが、会う事は叶いませんでした(連絡先知らない)そううまくはいかないもんです。そして今回のツーリングは9日間でしたがそのほとんどが雨! でした。正直最低な旅でした。雨の中を走るのって本当に萎えます(笑) なので太陽のありがたみが身に染みた旅でもありました。しかしなんやかんや言ってもやはり楽しかったです。旅の最中につけていた日記を元に、楽しみながら、記憶を辿りながら適当に書いていきます。

 

2002年8月25日

 南港21:00発の別府行きフェリー「さんふらわあ」に乗船。見覚えのある船内が懐かしい。今回も2等客室、いわゆる雑魚寝部屋だ。船内では亡霊のようにふらふらと行く当てもなく、あっちへ行ったりこっちへ行ったりするだけの時間を過ごす。23時に就寝。船のエンジン音としんとした客室がなぜか心地よく落ち着く。

 

8月26日

 ついに九州、別府港に到着。午前10:00。2度目の九州上陸だ。今度の旅はどんなものになるんだろう…楽しみだ!f:id:narugapapa:20181227155230j:image

 しかしここである事に気づく。船から降りるときにバイクの姿がないのだ。前回は何台か見かけたのだが…。

 

今回もまず九州横断道路へと向かい、「やまなみハイウェイ」を走る。何度見ても(2度目)素晴らしい。緑の景色と広大な空間を思う存分堪能できる。早くも写真を撮りまくる。

f:id:narugapapa:20181227160146j:image

 (写真が悪すぎて鮮やかな景色が全く伝わらない……)

f:id:narugapapa:20181227160232j:image

(めちゃくちゃきれいなんですが……)

 

 今回は前回とは少しルートを変え、大観峰へは寄らずそのまま阿蘇山を目指す。

天気もすこぶる良い。少し曇りが掛かっているが太陽が出ているので良かった。しばらく走ると見覚えのある屋台が。『阿蘇とうもろこし』にちょっと顔を出してみる。

「おばちゃん久しぶり!」 

f:id:narugapapa:20181227160251j:image

とは言えなかった。さすがに言われたら向こうも引くな。あんた誰やねん。

あれは去年僕に味見させてくれたおばちゃんだったんだろうか。

 今回も生の剥きたてを味見させてくれたのだが、みずみずしい甘さでエグミも無くとても美味しい。「おばちゃん美味しいわ!」 と言って買わずにそこを立ち去った。

 

(『 Aso Sweet Corn』現在はこんな風にしっかりした建物が立ってます!)

f:id:narugapapa:20181227164218j:image

この道は本当にいつ走っても(2度目)気持ちいい。ワクワクさせてくれる。

ピースも何台か交わすがハーレーの人達は何故かしてくれない。同じアメリカン同士なのにとても寂しく感じる。

 このピースってやつは最初は気恥ずかしいが、結構中毒性がある。あのどこの誰とも分からない奴と挨拶するという非日常的行動がそうさせるのか。返してもらった時のあの気持ち良さを表現することは難しい。そして僕はまたその気持ち良さを求めピースしまくる。そのやり過ぎの結果が同じアメリカン同士なのにという逆切れに繋がっているのだ。そう、ただの逆切れなのだ。返すのは義務ではない。あくまで好意で行っているのであり、相手の無事を願い、良い旅をとの思いを込めてするものである。

あまりにやり過ぎるのでジモピーにまでやってしまい変な目で見られる事多々。見極めは大事だ。僕は完全に目的を見失っていたわけだ。

f:id:narugapapa:20181227170518j:image

 

阿蘇山

 前回は火山ガスが酷く火口付近に近付くことが出来なかったのだが、今回は行けた。硫黄の臭いと不気味なエメラルドグリーンの火口がすごいの一言!
f:id:narugapapa:20181227171550j:image

撮ってくれたのはありがたいが、このショットは微妙だ。


f:id:narugapapa:20181227170524j:image

落ちたら確実に死ぬ。
f:id:narugapapa:20181227170508j:image

(これでもまだギリ20代なんだな……信じられん。時の流れとは早いものです)

 

高千穂峡通潤橋

 山を下り次のポイント高千穂峡へと向かう。途中雲行きが怪しいな~ヤバいかな~と思ったらやっぱりやられた。だだっ広いので雨宿り出来そうな場所がない! とりあえず木の下で少し休み、カッパを着て荷物にシートをかけ何とかカタチにはなった。

天気予報で雨の確率も高めと分かっていたが、やはりきたか。初日からの雨はさすがに堪えるな。

 しばらくして高千穂峡に到着。時間は16:00をまわっている。カップルのツーリングバイクがいたので話しかけようと思ったのだが、近づくなオーラがすごくてやめた。目すら合わせてくれなかった。淋しいなぁ。

前回はこの付近でHさんと出会い、高千穂峡を諦めたんだっけ。今回来られて良かったと思う反面、雨だと感動も半減するもんだな。天気が良かったらな~残念。

f:id:narugapapa:20181227172817j:image

ボートに乗りたかったけどぼっち度が高いと判断、やめた。

 

次に向かうは通潤橋だ。雨も止んでドカシー(ブルーシート)を取っ払った。そしたら雨が降り出す。さっきよりひどい降りだ。荷物はびしょびしょになってしまった。荷をほどくのがめんどくさくなったのでコンビニでゴミ袋を買い、荷物を覆う。ちょうどいい、少し休憩だ。そしたら晴れてきやがる。舐めてんのか。

しかし天気は回復、夕日がまぶしい。通潤橋はすぐ目の前だ。

通潤橋

 18:30 道の駅通潤橋到着。まだ少し陽があるので橋を見る事が出来た。

建設:1854年

材料:石

全長:78m

幅:6.3m

高さ:20m

(興味のある方はWikiで)
f:id:narugapapa:20181227172804j:image

おっちゃんが一人撮影していたので、撮ってもらおうと声をかけたら承諾してくれたものの、めちゃくちゃ嫌な対応されてとても悲しくなった。タイミングとかあるから撮影のお邪魔したのは悪いなとは思ったけど、なんかね。


f:id:narugapapa:20181227172827j:image

橋の上からの景色。柵とか一切なく落ちる危険もあるのだが、今まで人が落ちたことは一度もないそうだ。穏やかな落ち着いた感じのする場所だ。

という事で今日のねぐらをここ『道の駅通潤橋』に決定。時間はまだ早いが屋根もあるし、人も少ないし、何といっても落ち着く。のんびり過ごす事にしよう。


f:id:narugapapa:20181227172810j:image

しかしやることがない。

明日のルートを練ったり、ウロウロしたり。立ち寄る人もめったに無く、地元のヤンキーが車で来たときはビビったけど特に何もなく。

22時過ぎ、そろそろ寝るかと思いベンチに銀マットを敷いて横になるが、寝れない!全然眠れない!なんで?

朝方になってようやくウトウトし始め、少しだけ眠ることが出来た。