なるがままにされよう

このGブログも6年目に入りました。気が向いたときに書きます汗

金太郎飴を与えること

なるがです。

 

 4月とは思えない寒さがまだ続いておりますが、季節は春、フレッシュな空気感が伝わってきますね。そして相変わらず「光陰矢の如し」と毎回言ってます。一年とは本当にあっという間です。

  街にはスーツの似合っていない新社会人がたくさん見受けられ、皆とても楽しそうです。これからどんどん似合うようになって行くのですから不思議です。その中でも女性は本当に初々しくて可愛いですね。見てて飽きません(ヤバいおっさんか)

初々しいと言えばウチの息子も負けておりません。身体に不釣り合いなランドセルがまた可愛いではないですか。応援しまくりです。

 入学式もパートさんの計らいで休みを頂き参加することが出来ました。一生に一度のイベントですので本当に感謝です。職場は相変わらず人員不足に悩まされてはおりますが、こうして調整して頂けたことが何よりうれしい事ですし、もっとパートさん達を大事にしなければと思う訳です。

  僕がシフトを組んでいるのですが、パートさんの休み希望はすべて聞いてあげています。これは下手をすると僕一人だけ、ワンオペになる可能性もあるという事です。。業務上必要最低人員は確保する、という事はマネジャーの義務です。しかし人手が足らないからと無理やり出させていい訳はなく、彼らには彼らの事情もある訳です。かと言って営業できないとあっては本末転倒です。

  以前の僕は営業第一、休み希望は2日まで、みたいな事をやってきたので、上長譲りの全ての希望を聞くこの考え方は最初受け入れる事が出来ませんでした。否、正直今でも受け入れられない時もあります。今のやり方は一部のパートが被弾しまくる、という危険性もあります。またパワーバランスも取り辛い、スタッフの負担が大きくなるという事もありました。一部のパートが希望休を取り過ぎるからです。すんなりシフトが決まった事などありません。

 とは言えパートさん達がいなければお店は回らないので調整して頂くのですが、ひたすら腰は低く、優しい物言いで、意見はすべて聞き入れ、不満も聞いてあげ、たまに差し入れなどもし、嫌いな者同士が被らないように組み、働きやすい環境を整える事が必要となります。え?甘やかせ過ぎ?確かに(笑)。

最初の頃僕はパワハラまがいの言動をしていたらしいです(僕自身はそんな気は無かったのですが、これまでの男社会の感覚で接していました)これにはカルチャーショックと言うか、パート=免疫が全くない相手、なのだと痛感しました。

 こうして飴をひたすら与え続けているのですが、たまにぴしゃっと入れる事も当然必要になってきます。こんな時でも絶対にその日のうちにフォロー、声掛けは忘れてはだめです。忘れたらどえらい事になりますので。

飴、飴、飴、飴、飴、鞭、飴、飴、飴、飴ぐらいのバランスになる危険性は少し高めだけど、我慢なのです。

 この種まきがようやく実を結び、僕も皆さんに任せて休む事が可能になってくる訳です。ここでもマネジャー不在のストレスを与えないように注意が必要です。

なに?ぜんぜん休めてないではないかって?確かに(笑) しょっちゅう電話はかかってきますし、逆に心配なのは僕の方で、あまり休んだ気がしません。それが宿命なので仕方ないです。でも任せて休む事が出来るようにしなければ自分が倒れてしまいます。昔みたいに命令形式でやっていたら休めなくて、たぶん今でもヒーヒー言ってるんじゃないかな。

 

 ここからは正社員の話になりますが、マネジャーの中にも体育会系社員は相当数存在しています。この前とあるマネジャーがまた社員を辞めさせたという話が入ってきました。パートも相当数離職に追い込んだりしてたそうですが、そのマネジャー曰く、「辞めるのはそこまでの人材だった」と一蹴したそうです。そしてなんと驚いたことにこの春さらに昇進したのですから驚きです。

今回辞めた社員も下で働きたくないという事でした。現場と人事のこの意識の乖離はなんなのでしょう。今どき昭和の考え方でやっていること自体ナンセンスで、それが通用しなくなっているのが分からないとしか言いようがありません。これだけ離職者が出ていてもです。

これは退職理由に上長への不信を挙げていない事もあると思われます。まぁ、辞める本人はこんな人物などどうでもいいのですから言っても関係ないですよね。

人事部のハラスメント研修など定期的にありますが形だけで、浸透しているとは言い難い現状が垣間見れます。

 しかし正直に言うとこのマネジャーの言う事も分からなくはないのですよ。僕も根性努力論大好きですから。「やる気無いなら帰って」(本当に帰られたら困るんですが)なんて昔は言ってました! もしかしたらその社員が舐めた仕事の態度であったり、バカッター的な事をやらかしてたら? 言われても仕方ない部分もあるのだと考えます。

ふざけていた場合僕なら当然ボコります……と言いたいところですが、これは今の時代完全にNGですね。私的制裁はダメです。穏やかに解決するように、手に負えない事は会社に任せるのがベストです。昔と比べて指導がやりにくく感じますが、この時代錯誤昭和人間(自分も)の意識改革が必要でしょう。僕らが時代に合わせて考えを改めることです。

 でも、あぁ~正直メンドクセー! 1から10まで教えて、失敗の原因が5だったら「そこをちゃんと教えて下さいよ」と突っ込んでくるのはやめて。1から9までしか教えてないのに勝手に10と解釈して失敗して「それならそうと言って下さい」と責めないで。物おじせずズバズバと言ってくるので本当にすごいなぁと感心してしまいますw

でも、辞められてしんどい目を見るよりかは数百倍マシなので今は全然苦じゃないです。しかしパートと正社員は同じ扱いでも分けて考えなければなりません。締める所はしっかりと締めつつ、入社間もないこの時期と、これからやって来るGW明けを乗り越えられるかがキモになってくるのです。定着させる事は非常に難しいです。ですので今は迷わず金太郎飴を1本あげましょう。否、1本と言わず2本3本あげても構いません。

昭和社員の意識改革は自分のための大事な大事な仕事なのです。

それでもダメな時もあるのですがね。