なるがです。
道路には様々な種類の車が走っています。トレーラー、ダンプ、バス、トラック、乗用車に加え、バイク、スクーター、チャリ等々。
その車を、運転を見ればドライバーがどんな人間なのかが分かる様な気がします。否、本人さえ気付いていない本性が現れていると思います。
車に乗ると箱の中に守られる為、匿名さが増します。言うなれば一つの仮面を被った様なものです。ここに運転者のマナーが現れるのです。
その仮面もまた自分をアピールする為の重要な要素の一つと言えます。最近の傾向で言えば、車はオラオラ顔が多いと言われています。確かにオラついた目つきの車が増えました。
オラオラ顔は威嚇している様な、強いイメージがあるので好んで選ばれています。僕はすっとぼけた顔の車が大好きなので、ツリ目より丸目派です。イタ車のムルティプラなんか最高です。これは変態の域に入ってますが、これが良いのですよ。
オラオラ顔の代名詞、ト◯タのアル・ヴェル兄弟をはじめ、ギラギラとドレスアップされた車はとにかく見た目がイカツイです。ベンツを筆頭にギラギラセダン系も大人気ですね。
インチアップしたアルミ、ローダウン、エアロ、LEDなんか装備してます。とにかく見た目がイカツイ。
あとは何百万円もする(100万円〜)高級車もバンバン走ってます。とにかく近づき難いオーラがありますよね〜。しかしいったいどうやったらあんな車に乗れるんだろうと内心不思議で羨ましいんですが。あー僕もいつか乗りたい。
そんな威圧感抜群なオラオラ系の車は運転が荒く、スリップ・ストリームや割り込み、車線無視などを良く見かけます。心理的に気が大きくなるからなんですかね。
例えばギラギラのハマーで割り込むのと、ノーマルの軽四で割り込むとなると、明らかにハマーの方が割り込み易いと思います。しかも強引でも行けそうな気がします(笑)
ダンプなんかはまるで月の輪熊ですね。あのデカイ塊で割り込まれたら、低年式セレナで走っている僕はグヌヌ…と何も言えなくなります。
割り込みは仕方ない時もありますが、強引な割り込みは超危険です。
そんな割り込みでも、ありがとうの意思表示を意味するハザードランプを点けてくれるだけで心が穏やかになります。
超いかついヤンキー車がグイッと割り込んだ後すぐにチカチカとハザードを点けてくれた時など、たったこれだけで「ええ人やん!」となるから不思議です。
しない車も当然あります。何でしないんやろと思うのですが。傾向として高級車に多いと思います。逆にヤンキー車の方がやってくれる率は高いと思います。(これまですべて僕の偏見です)
この前、走行中に車線変更の為入れて貰おうと思いウインカーを出したんです。後ろを走ってたのがたまたま某高級外車だったんですが、何の意地なのか入れてくれないのです!
こっちは少し余裕を持ってウインカーを出し、減速してもらう時間を設けたのに、全然減速してくれない。
結局、前方の車間距離が広くなったので、手で合図しそこへ加速して入れさせて貰ったのです。そしたら直後パパーン!!っとクラクションを鳴らされました。
どういう意味やねん!(笑)
僕に落ち度はあったのでしょうか? 心臓はドキドキでした。
逆のパターンで僕がクラクションを鳴らしたら、間違いなく逆ギレしてくるんだろうなと思います。因みに僕の車のクラクションの音は「ミッ」です。
そういうドライバーは沸点が意味分からないし本当に怖いです。
場面は変わって、次に怖いのはチャリの存在です。
チャリはチャリでもロードバイク、クロスバイクと呼ばれるスポーツタイプのものです。老若男女問わず大人気ですよね。
しかしこれは運転者にとって大変邪魔…失礼、大変脅威な存在です。
まず接触したら確実に何かしらの怪我を負わしてしまう事。そして本線車両と同じ中で存在している事が余計に脅威なのです。
道路交通法のルールとして細かな規定はありますが、大雑把に言うと自転車は車の仲間であり、車道の第一通行帯を走行出来ます。
なので車のドライバーが、「ジャマだ!」と言ってチャリをそこから追い出す権利などありません。
しかしです、だからオレはルール違反ではないし、走っていてもいいんだというチャリダーが多い様に思えます。
交通量の多い道路で良く見かけますが、路面が比較的整っていて障害物が少なく、スピードも出せる走りやすい環境だからでしょうか。
まぁ彼らには何の落ち度もない訳なんですが…
「そもそも流れに乗れていない」
のですよ。同じ車のなかま、とは言え車道を走行するには異種過ぎると思うのです。
見る限りでは後方の確認をしていない。とにかく走る事に夢中で、車の存在など我関せず、な走り方をしている。(風に見える)
信号無視、ルール違反なども良く見かけます。機動力があり、とても小回りが利く乗り物の為そうしてしまうのは僕も良く分かります。
ロードバイクで走る事は楽しいと思いますが、同じ流れの中で走るなら、車の存在をもっと気にかけて貰いたいのです。
大型車両が自転車を追い越せなくて渋滞が発生していても本人は後ろの事に気が付いていない。その様な事が多く見受けられるのです。
痺れを切らしたドライバーが嫌がらせで敢えてスレスレを抜いていったりもします。あと数センチで接触してたやん!とかありますから危険極まりないです。
ある記事で、自転車は車道を走る方がむしろ安全である、という事が書いてありました。それは、ドライバーが自転車を容易に認識出来、それを避ける為に減速なり行動するからだ、と言ってます。
それって運転において一番ヤバい「だろう運転」です。「きっと避けてくれるだろう」と、ドライバーの良心に命を預けて走ってる様なものです。それって絶対あり得ません。ほとんどのドライバーはイラついている事を知らないとしか思えないのですが。公道を走った事あるんですかね。
ある意味仲間であり、ある意味仲間ではないと捉えています。自転車との接触は直ちに重大な事故へと繋がります。露出が多くダメージを受けやすい為、死亡率もグンと上がります。ドライバーは要注意です。
ロードバイクの次に厄介…失礼、注意すべきは、スクーターなどのオートバイです。
彼らはすり抜けの達人です。マジで接触数センチの間隔をかいくぐって進んで行きます。驚愕テクです。猫のヒゲがセンサーとして装備されているのかと思うくらいです。
スピードも車と同等、流れに乗れているので問題は無いと言えます。ただ、余計なお世話かと思うのですが、少しスピード出し過ぎちゃうか?と。
驚愕テクとスピードですり抜けて行くのを見て、事故るんじゃないかとこっちがドキドキします。僕も過去にバイク乗ってたんで良くすり抜けはしていましたが、あんなスピードではようしません。
万が一接触した時は最悪です。自転車もそうですが、バイクはスピードが出ている分確実に重大事故となります。過去にオフロードバイクと乗用車の接触事故の瞬間を目撃した事があるのですが、バイクの人はまるでバネで弾かれた様にピョーンと吹っ飛びました。
走ってる本人はスイスイと気持ちいいでしょう。しかし中には雑なドライバーもいて、目視無しに急に車線を変更する可能性もあるのです。当たるかもしれないと常に考える事が必要です。自分は事故らないという根拠の無い思い込みが、その運転から見て取れます。
2019年度の二輪車交通事故死亡者数は510人、全国で16%を占めており、その9割が自動車との事故です。
(:警視庁|二輪車の死亡事故統計)
事故はいつ起こってもおかしくありません。そんな中で私達は運転している事を肝に銘じ、相手に対しては思いやりを持ち、安全に配慮し、互いが死なない運転を心がけたいものです。
まとめ
威圧系オラオラ車に乗る事が一番安全で確実である。何もせずとも自分の周囲には常に適切なスペースが生まれるからである。