なるがままにされよう

このGブログも4年目に入りました。もう少し更新頻度上げたいなと。

生きる上で『要約力』はマストである

なるがです。

 

 『要約力・ようやくりょく』…早口言葉ではないですよ。でも10回言ってみたら「りょうやくよく」とかになって全然言えませんでした。

要約力とはつまり、『まとめる力』の事です。ここでのまとめる力とは、文章の贅肉をそぎ落とし、一番伝えたい事を、簡潔に、分かりやすく、相手に伝えられるか? というものです。この「相手に伝わるか?」が非常に大事なところで、文章だけでなく、たくさんのシーンにおいても要約力が必要になってきます。

 

例えば、会社勤めをしているなら上司への「報告・連絡・相談」、会議での「プレゼン」や「自己紹介」、「結婚式等での祝辞」「挨拶」の類諸々、社会に出ればあらゆる生活のシーンでこの「要約力」が試されます。

身近なところで言えば「乾杯」の挨拶でも要約力が試されるでしょう。グラスを持ったはいいが、話が長くてなかなか乾杯しないなんてのも多いですよね。

これは一番伝えたい事がまとまっていないから、あれもこれもと話してしまうのです。挙句の果てに落としどころが分からなくなり、何を思ったか急に「それでは乾杯!」などとやってしまうものですから、ズッコケそうになります。

 

 先日帰省した際の話になりますが、親戚家族らと久々に再会し、食事の席で親父が新年の挨拶をすることになりました。しかし話始めたのはいいのですが、何やらサムライがどうの、本家や分家がどうのと語り始めたのです。新年と関係ないし、あ~もう長いやつやん。当然グラス持ったままですよ。

で、結局何が言いたいのかというと、私たちはサムライの血を引いているのだ!(めちゃくちゃ薄い)と言いたかったようです。随分と興奮して話すのでおじいちゃんの話を皆黙ってうんうんと聞いておったのですが、最終的に

「だからヒゲ生やしてみた!!」

で落とされた直後に「それでは今年もよろしく、乾杯!!」ですよ。

なんやねんその流れ!意味わからんわ!ってなりますよね。

 

 

 ビジネスシーンにおいて要約力のスキルは、仕事がデキル奴と言えます。確かに、上司やクライアントへの報告であたふたしたり、モゴモゴ言ってたら「コイツ大丈夫か?」と思うだろうし、次の仕事を任せてもらえないかもしれません。簡潔にスパッと報告できれば時間も取らせないし、「次もこいつに任せよう」となるに違いありません。一番伝えたい事を簡潔に話す。

 

何を選択して行動するか? ただ短くすれば良いというものではなくて、どっちを取るか? 的確に選び取るテクニック、このセンスこそが要約力のポイントだと自分では思っています。

文章を頭の中で描き、そこから要点を瞬時にピックアップする。それには書く力、書いたものを読む力(読解力)、読んだものを組み立てる力が必要という事です。さらに文章を簡素化する為の言い換える語彙力も必要です。

 

 

 ここまで書いて、あーこのブログは要約力ないな! と思いました。今回要約力について書き始めたのですが、そもそも要約する気がない(おいおい) 

書きたいことを書きたいだけお腹一杯になるまで書く! というのがこのブログのコンセプトであり(初めて聞いた)あーだこーだ考えてスリムにしようなぞ、これっぽっちも考えたことが無いです。

何なら最低でも絶対に1記事2000文字以上は書く!という文字数命、スリム化どころか無駄な文字をあえて増やす事に全集中しております(だめだこりゃ)

 

 とはいえですね、私たちは数ある選択肢の中から自分でベストだと思うものをチョイスしている訳です。これが仕事や生活にも大いに関わってくるというのであれば、これは改善していかなければいけない要素であり、要約力は生きてく上でマストなのです。

 

 文章をまとめる、すなわち要らない情報を削っていくと、一番伝えたい事がそこから浮かび上がってくるはずです。

という事で早速簡単な例文を作って実験してみたいと思います。被写体は僕の奥さんでやってみることにします。奥さんについて一番伝えたいことが、きっと浮かび上がってくるはずです。

 

 

 

 

『僕の奥さん』

 僕の奥さんとはつまり妻のことだ。隣の家の奥さんではないし愛人の事でもない。『妻』ではなく『奥さん』なのは妻っぽくない、すなわち奥さん風だからだ。歳は4歳離れているがとてもしっかりしていて僕はいつも尻に敷かれている。子供は二人設けることが出来た。一人目の娘の時は心拍が小さくなり急遽帝王切開になった。訳も分からずサインし、その後無事生まれてきてくれたが、肺に穴が開いているのが分かり急遽大病院へ転院、出産から1時間後僕と生まれたばかりの娘は救急車に乗っていた。顔もまともに見られず赤ちゃんと離れ離れで過ごさなければならない不安と辛さは僕にとってもつらい出来事だった。幸い状態は良くなり、それからは僕は来る日も来る日も奥さんの母乳を赤ちゃんに運んだ。2人目の息子の時は明け方陣痛が始まったそうだ。そうだ、とはまるで他人事の様だが、陣痛で苦しんでいるときに僕と娘は爆睡していたのだ。何があってもいいようにスマホを常にそばに置いていたのだが、神のいたずらかこんな時に限ってマナーモードになっていたのだ。朝起きたらスマホに激鬼電不在着信がありこの時ほど恐怖を覚えた事は無かった。この日のことは今でもチクチクと言われる。母は強しとよく言ったもので、子供を産んだら女性は本当にたくましくなる。僕の職業柄朝早く夜遅いので、奥さんはほぼワンオペ育児をこなしてきた。今でこそ社会に広くワンオペ育児問題が取り上げられているが、なんと奥さんは育児をしながら自分で店を開いたのだ。このバイタリティは見習わなければいけない。さすがに二人目が出来てやむなく手放したが、それでも契約社員でフルタイムで働き二人の子を育てるのは過酷だ。本当に良くやっていた。故に奥さんには頭が上がらない。僕にできる事はATMの機能を失わない事だけだ。子供たちもすくすく育ち、今はやっと自分の時間も増えてきたようだ。オンラインゲームにハマりっぱなしでも文句は控えようという心境になる。僕も積極的に家事に参加し、あの頃の罪滅ぼしではないが協力できなかった分を取り返そうと思っている。しかし最近は人使いが荒く、すぐきれる気がする。いや、きれる。はっきり言って怒っている顔は般若そのものだ。なんで女の人はすぐにきれるんだろう。売り言葉に買い言葉でケンカもするけど仲直りも意外と早い。そんな奥さんとこれからも仲良くやっていきたいと思っている。

 

 

 

 簡単な例文と言いながら結構がっつり書いてしまいました。さて、ここから削り作業に入ります。

 

 まず、余計な情報をカットします。あくまでも『僕の奥さん』について言いたいので、冒頭の妻はどうだとか、奥さん風だからとか意味不明な文章は削除です。子供が生まれたくだりもここではあえて必要ないと判断し、思い切って切ってみます。

 

 

『僕の奥さん』

 僕の奥さんと歳は5歳離れているがとてもしっかりしていていつも尻に敷かれている。子供は二人設けることが出来た。僕は来る日も来る日も奥さんの母乳を赤ちゃんに運んだ。2人目の子の時は明け方陣痛で苦しんでいるときに僕と娘は爆睡。スマホに鬼電不在着信がありこの時ほど恐怖を覚えた事は無かった。母は強しとよく言ったもので、子供を産んだら女性は本当にたくましくなる。ほぼワンオペ育児をこなしてきた。なんと奥さんは育児をしながら店を開いた。このバイタリティはすごい。二人目が出来てもフルタイムで働き二人の子を育てる。奥さんには頭が上がらない。僕はATMの機能を失わない事だけだ。今は自分の時間も増えてきてオンラインゲームにハマりっぱなしだ。僕も積極的に家事に参加し、協力できなかった分を取り返したい。最近は人使いが荒く、すぐきれる。怒っている顔は般若そのものだ。なんで女の人はすぐにきれるんだろう。売り言葉に買い言葉でケンカもするけど仲直りも意外と早い。そんな奥さんだが仲良くやっていきたいと思っている。

 

 

 思い切りが良すぎましたが、ばっさりいくと気持ちいいですね。随分スリムになりました。文章を言い換えるテクニック、つなぎ合わせるテクを用いることでさらに要約することが出来ます。何を選択するか?どの言葉を削るのか? このセンスが試されます。

 

 

『僕の奥さん』

 奥さんとは5歳離れているがいつも尻に敷かれている。子供は二人出来た。僕は奥さんの母乳を運んだ事がある。2人目のときは陣痛で苦しいときに僕と娘は爆睡。スマホに鬼電不在着信、恐怖。母は強し、奥さんはたくましいワンオペ育児。奥さんは育児をしながら店を開くバイタリティがすごいので頭が上がらない。僕はATMの機能だ。今はオンラインゲームにハマりっぱなしでも僕が積極的に家事に参加したい。最近はすぐきれる。怒っている顔は般若そのものだ。女の人はすぐにきれる。ケンカもするけど仲直りも早い。仲良くやっていきたいと思っている。

 

 

 僕の奥さんについてかなり情報が集約されてきたのではないでしょうか。いい感じに要約できてますね。力強いイメージが浮かび上がってきた様な気がします。さらに要らない情報をカットしてギュッと縮めてみようと思います。

 

 

『僕の奥さん』

 僕は尻に敷かれている。子供は二人。奥さんの母乳を運んだ事がある。2人目が陣痛時僕と娘は爆睡でスマホに鬼電、恐怖。その後ワンオペ育児をしながらも店を開くバイタリティがすごすぎるので僕はATM。OGにハマっているが積極的に家事に参加したい。最近すぐきれて般若そのもの。女の人はこわい。ケンカもするけど仲良くしてください。

 

 

 これくらいがちょうどよい文章なのでしょう。充分奥さんについて網羅されてますし、分かりやすくなったと思います。しかしここからさらに文章を煮詰めるとどうなるんでしょうか。僕の奥さんのエッセンスがここに凝縮されるのです。

 

 

『僕の奥さん』

 僕は尻に敷かれているので奥さんの母乳を運んだ事がある。2人目が陣痛時僕と娘は爆睡でスマホに鬼電、恐怖。ワンオペ育児バイタリティがすごすぎるので僕はATM。OGにハマってるので僕が家事をする。最近般若そのもの。女の人はこわい。仲良くしてください。

 

 まだいける? もう一丁いってみますか。 ラストー!   

   

           

『僕の奥さん』

 僕は尻に敷かれる母乳運び。2人目陣痛時恐怖の鬼電。ワンオペすごすぎ!で、僕はATMと家事係。奥さんは般若だ。仲良くしてください。

 

 

あの文章がたったの2行に凝縮されました。すっきりと見晴らしの良い山のてっぺんから見渡す景色の様ですね。

つまり奥さんは般若で、僕は尻に敷かれるATMだという事がこれでお分かりになったと思います。ここに僕の奥さんのすべてがあり、伝えたいことが浮かび上がったのです。

ま、まさにその通り…。

 

 

 要約力について全く説得力の無い記事になってしまいましたが、僕は全然気にしていません。むしろお腹いっぱいで久々に満足しました。

僕はこのブログを分かりやすく要約するつもりはありません(おい)

『自分が書きたいことを好きなだけ、お腹いっぱいになるまで書く!』事がコンセプト(今決まった)なのですから。

しかし要約力の無さはどうやら親父譲りの様ですね。

 

最後に、「要約力」についてはたくさんの方がサイトやYouTubeで取り上げております。是非そちらを参考にして頂ければもっと理解出来ると思います。