なるがままにされよう

このGブログも6年目に入りました。気が向いたときに書きます汗

いちプレーヤーからマネジャーに頭を切り替える思考法

なるがです。

 

 昨日から夏休みに入りました。なんと9日間もあります。僕の職種ではまずあり得ない休み期間なのですが、こういうところが魅力的だったりする訳です。こうしてしっかり休みが取れる事でまた頑張ろうと思えてきますし、いつもアホ程働いているんだから、これくらいは当然の対価だと思ったりもします。来年はこんなに休めないかもしれないのでゆっくり過ごしたいと思います。

 夏休みと言えば学生のみに与えられた長期休暇ですが、タダでは休ませないぞ、という事でもれなく付いてくるのが『夏休みの宿題』です。当然の様に小学生の我が息子は宿題をため込んでおりました。もう夏休みも半分を過ぎたというのに、一体何をしていたのだ?後半大慌てで間違いなく泣く羽目になると思います(経験者談)

当然僕は「宿題をやりなさい!」と言います。奥さんはもっとキツく「宿題やりなさい!!」と言います。そしてやらなかったら○○のペナルティを課す!とか、悪く言えば恐怖政治で行動を促そうとします。しかしこのやり方は即効性はあるけれども、効きすぎる面があるので使う側は細心の注意が必要とも聞きます。そして次第に効きが悪くなって来るのでもっと強い刺激を与えようとなります。これがエスカレートして虐待に繋がる可能性も否定できません。諸刃の剣と言えるでしょう。

 子供という生き物はたいてい好きな事しかしません。しかし子供と言えど小学生高学年ともなれば自発的にやるべき事に取り組んでもらいたいものです。やるべき事は理解しているはずなのに何故行動しないのか。「別にやらなくてもいいで?」などと訳の分からない言い訳までする始末。さすがに僕も少し強く注意したので、しぶしぶ取り掛かった様でしたが、どうしてるかな?と部屋を覗いたら「オラオラオラオラオラオラオラ~!」(ジョジョの奇妙な冒険)と、ジョジョごっこをして遊んでいました。

 

 僕はどちらかというとあまり怒らない、甘やかすタイプの人間です。その逆で奥さんは反論できないくらい詰めて追い込みます。しかし褒めるときはちゃんと褒めますし、見ている分にはフォローもやっているので基本的な良心は持ち合わせています(ひどい言い方)。

しかし結果として、成果としているのは間違いなく奥さんの方なのです。

最近(1年前汗)買って読んでいる本があるのですが『リーダーの仮面』(安藤広大著)というビジネス書です。『いちプレーヤー』から『マネジャー』に頭を切り替える思考法。マネジメントで「いい人」になるのはやめなさい。とのうたい文句にビビビッときて購入した書籍ですが、まだ半分しか読んでません…。

マネジャーとしての考え方にシフト出来てない自分と、いい人で居たいと思っている自分を一刀のもとに断ち切られる程インパクトのある文言でした。まんま自分です。

 

 プレーヤーとしては出来るけれど、マネジャーとして出来なければこの先組織には要らない人物としてポアされます。僕はマネジメントする立場にありながら自分でやった方が早いと言ってのけるマネジャーとしては失格人間です。これじゃダメなんだ!と気づかせてくれた本でもあります。まぁ仕事自体ほぼワンオペみたいなものですが、下に落とせるところはまだ沢山考えられます。

「素顔のままで疲れ果てるか、仮面を被り生まれ変わるか」

これほんと今の自分に足りていない事そのまんまなんです。以前から頭では何となく分かっていて、考えを改めようと思っていたのですが未だ結果として成果を出せていません……。すなわち仮面をかぶれていないのです。例えば部下に対し、いつでも痺れを切らしてああしろこうしろと口を出してしまうのです。時間に間に合わせるためには仕方がないのでそうしてしまうのですが、これではいつまで経っても堂々巡りのままです。

 この本では5つのポイント以外はスルーしていい、と言っています。それが、

「ルール」「位置」「利益」「結果」「成長」です。

これだけに絞ってマネジメントをします。

マネジメントは向いてないから俺はプレーヤーでやっていくんだ!、との声も多く聞かれますが、マネジャー=出世、とも言えるのでこれを拒否すれば次第に組織の中で居づらくなる現実が待っています。確実に。プレーヤーは若い方がいいに決まっている。それがどういう事を意味するかは言わずもがな、やはり頭を切り替えなければならないでしょう。

 「ルール」 場の空気ではなく、言語化されたルールをつくる

 「位置」 対等ではなく、上下の立場からコミュニケーションする

 「利益」 人間的な魅力ではなく、利益の有無で人を動かす

 「結果」 プロセスを評価するのではなく、結果だけを見る

 「成長」 目の前の成果だけでなく、未来の成長を選ぶ

前述の5つのポイントですが、これにフォーカスしてマネジメントを見直してみる事です。これらは「識学」という意識構造学を通して、組織内の誤解や錯覚がどのように発生し、どうすれば解決できるか、その方法を明らかにした学問です。

 数学と同じで公式に当てはめるだけで誰でも出来、ブレが無くカリスマ性や人間性も必要ありません。これなら僕にも出来そうな気がしてきました。否、やらなければ切られるだけ、今はそのタイミングでもあるのですからやらない選択肢はないでしょう。

 

 夏休みに入ってすぐに残りを読み終えました。問題は読んで満足としない事です。実践する事、日々の積み重ねが大事です。そしてこの本に出会ったのもきっと何かの縁だと思います(1年前だけど)こうして自分の人生に助け舟を出してくれているんだと思ってます。明日にはすっかりこのモチベーションが消えてなくなっているかもしれないので、この方法を息子に対して使ってみようと思います。夏休みの宿題、ひいては今後の学習意欲へとつながって欲しいものです。