2025年も気付けばあと残り半分に差し掛かろうとしています。本当にあっという間ですね。……いや、違います!残り半分と言いましたが7月5日で終わり(何が?)なのであと残り一か月と少しです!まぁ、ピンとくる方は分かると思いますが1999年のようなもの、とでも答えておきましょう。
こういったオカルトの類は信憑性もあったもんじゃないので無視するのが一番ですが、一応念のため注視しておいてもいいでしょう。この世界、いつ何があるか分かりませんからね。天変地異だけでなく、第三次世界大戦も火種がくすぶっているだけでいつ燃え上がるか分からない状況です。宇宙人、地底人による地球侵攻もあるかもしれません。つまり、『不測の事態に備えるべし』という戒めも含まれていると思うのですよ。
人間とは事が起きてから行動することが殆どです。スーパーやコンビニの棚がすっからかんになるのも毎度のことです。『天災は忘れたころにやって来る』と言いますから、それに備えた対策はやはりしておくべきです。
しかし準備したのはいいものの、我が家はそれらのグッズや食料がすぐに使える状態になっていない!のです。リュックなどにまとめておき、有事の際にはサッと持ち出せるようにしておくべきなのに、未だに荷物はバラバラ、食料などはダンボールの中に入ったまんま…。何の教訓も学んでいない我が家です。これではいけませんね。
心のどこかにまだ大丈夫、まだ大丈夫、という慢心があるからいつまで経ってもキッチリまとめないままなんです。そして忘れたころにやって来た天災に大慌てするのでしょう。
などと偉そうな事ばかり書いていますが、対策したからといって万事OKでもありませんし、今はやれることをしっかりやる!のみですね。
という事で前置きが長くなりましたが、前回の冬ソナ記事の最後でピアノ楽譜を買いに行くと書きましたので翌日買いに行きました。(いきなりの話題チェンジすぎるだろ)
考えてもみてください、あと一か月しか猶予はないんですよ?
やりたいことを今せずしていつやるの?今でしょ⁉ 対策を講じたらあとは野となれ山となれ、僕はこの間に何としても曲をマスターしなければいけないのだよ。
当初『My memory』のピアノ譜を買うつもりだったのですが、イ・ジス氏のピアノ曲『初めて』を聴くうちにハマってしまい、これを練習することに決めました。
ローソンで『ぷりんと楽譜』からダウンロード、印刷!これは初めて利用したのですが欲しい曲だけ入手できるので本当に無駄がないです。一曲480円と割高感はあるのですが、僕にとっては数千円だして要らない曲入っているスコアを買うより断然コスパいいです。
帰宅してさっそくピアノの電源をいれます。
おいおい、鍵盤を押し込んで戻って来ない箇所が4か所もあるじゃねーかよ……。
使用している電子ピアノですが、ヤマハP-80という1999年に製造されたもので、すでに25年以上経過しているおっさんピアノなのです。当然所々ガタがくるのも仕方がありません。打鍵音もカタカタとやたらうるさいですし、なんなんこれ?と修理に出そうと思いましたがめんどくさいしハードオフ行かと思いましたが、ネットを調べてみると出てくるもんです。自力で修理している方々がたくさんいるではありませんか。
これを見てコイツを自力で修理することを決意、さっそく取り掛かります。ど素人がやるわけですから失敗すれば二度と戻ってきてくれない可能性もあります。そしてネジを外し蓋を開けてしまったが最後、その時点でヤマハの修理は受付終了~とのことで、まさに背水の陣でコイツと向き合わなければならなくなったのです。
ったく、なんでここからスタートなんだよとブツブツ言いながら戻ってこなくなっている鍵盤を外してみます。
プラスチックの鍵盤の先端が欠けていました。はい?……なんのこっちゃさっぱりわからないと思いますので、どういう状態か分かりやすく説明しようと思います。が、めんどくさいのでいつものように割愛させていただきます(そこは書けよ)
パコっと鍵盤を外し、縫い針をライターで熱し欠けている個所にブッ刺します。
え?こんなんで本当に直るの??
直るんです!
どういう理屈で直るのかといいますと、これまた説明がめんどくさいのでこれも割愛させていただきますね(やる気なしかよ)
鍵盤をもとに戻してみると……「こいつ…動くぞ!」
なんということでしょう、動きの鈍くなった鍵盤が滑らかに動いているではありませんか。
これに気を良くした僕は残りの鍵盤にも取り掛かります。
しかし針が足りない!……そうだ!使う頻度が少ない低音部と高音部の鍵盤を入れ替えればいいんだ!たぶん一生使う事はないであろうその部分の鍵盤に犠牲になってもらうが致し方あるまい。すまぬ!と言って犠牲になってもらいました。
準備は整った。
蓋をはめ直しようやく練習に取り掛かれる!電源オン!!
「な…に?点かない……だと…⁈」
いったい何が原因なんだ?もう一回バラしてみるより他なく、泣く泣くまたネジを外すはめに。
原因を探っていくとコードが断線していました。どうやら蓋をはめ込んだ際にコードを挟み込んでしまい断線したようです。なんのコードか分かりませんがコレが原因なのは確実なのでコイツをつなぎ合わせます。
しかしコードが細く、外側の被覆だけを剥く作業が上手くいかない!どんどん短くなっていくコードとの格闘にようやく勝利し、ぎりぎりでつなぎ合わせることができました。
めちゃ適当だけどこれでつくんやろか…。
無事電源が入りました!!奇跡です!
とりあえず問題はなさそうです。1999年問題も自力で解決できてとても満足です。修理代0円ですよ。ただ、鍵盤のカタカタですがハンマーの当たるフェルトの「へたり」により発生しているようです。このフェルトはすでに日本では取り扱いがないらしく、海外のサイトで発注しないといけないとのこと。めんどくさすぎるので修理は保留。カタカタ上等やないかい。どうせヘッドフォンするし関係ないね。
というわけで、久々にひっぱり出して来た『YAMAHA P-80』が死んでいたのでまさかの蘇生作業からの開始となりました。無事生き返ってくれて本当にラッキーです。
さて、『初めて』の練習の進捗ですが、なんとか最後まで弾き切るところまではこぎつけました。僕はピアノを習った訳ではないし、独学でやりくりしています。もちろん五線譜も読めませんし、何なら「えーと、ど、れ、み……あ、ヘ音記号だからドはこっちか…」というレベルの、ド素人にも程がある状態です。
披露する場もないし、習うまでもないと思っていますが、めちゃくちゃ遠回りしてるんだろうな~とは思います(笑)でもピアノの弾きたかったフレーズが弾けるようになると、とても気持ちいいです。
でも躓く箇所ばかりでノーミスクリアまであと一か月はかかりそうです。