なるがままにされよう

このGブログも6年目に入りました。気が向いたときに書きます汗

春はあけぼのと言うがおっさんにダウンジャケットは必要だ

なるがです。

 

 冬でもなく春でもないこの時期はダウンジャケットを着るべきか否か、毎朝嫁さんに問うて後悔、やはり着て行くんだったという日々を送っております。春はすぐそこまで来ていますがまだまだ寒いですね。そんな事はどうでもいいのですが(すでにタイトル終了)、この時期は何かが始まりゆっくりと動き出しているうねりの様なパワーみたいなものを感じませんか? 僕はあまり感じませんが、春とはまた桜舞い散る別れの季節でもあり出会いの季節でもあります。さすがにこの歳になると「オラわくわくすっぞ」などと浮かれたピュアな気持ちにはなれないのですが、これから街にあふれてくるであろう新社会人を始め、4月からピッカピカの一年生(古い)になる我が息子を思う時、悟空のように「オラわくわくすっぞ」と思う事もまた楽しいものです。

 

  春はいつの時代も鮮明に僕の記憶に残っています。陽だまりの暖かい風景と共に。学生時であれば教室での一コマ、上京した時の風景、新社会人であれば研修期間や配属初日。何かの変わり目の場面が今でも強く記憶に残っています。なぜなのかとふと考えてみると、やはりこの季節特有の心地よい緊張感や不安がすごくあったんだと思います。

 

 幸い僕は呑気でしたので緊張していた割にはのほほんと過ごしてきました。楽天的でいる事、良い様に言えばそうなのかもしれません。これは人生におけるひとつのスキルであると言えます(そうか?)。どんなことが起きてもうろたえない(例えば1年以上ブログをやっていても読者は推定2人とか)何とかなるさ~で今までやって来れたのですからこの楽天的思考は僕の強みでもあります。ただし楽天的も度が過ぎればしっぺ返しを食らいます。例えば勉強をしなかったり、自分磨きを怠ったり、反省しなかったり、甘えてばかりだったり、人に優しくなかったり。要はボケっとすんな、ちゃんとやれという事です、きっと(それは僕です)

 僕は新社会人勤務初日に遅刻をかますという大大失態を犯してしまったのですが、今でもその場面は強く、強く、とても強く記憶に刻まれております(というかトラウマ)出だしをしくじったのでその後は自分の努力で挽回するしかありませんでした。これはマジで並大抵でなく大変難しかったです(笑)いきなりのこの試練。この世界に神は存在しないと思ったものです。僕が悪いのですがね。

 

  これから新しくスタートを切る人たち、特に就職して社会に出る人たち。僕のようなサイアクな場面でなくとも、似たような場面(試練?)はこれから幾度となく出てきます。

ひとつ言える事は、自身も含め人に対しては謙虚になる事です。嘘を付いたり言い訳したり、反省の態度が無かったりする事は、自分の居場所を狭める事に直結します。自分の主張もあると思いますが、グッと堪える事です。主張する事は全員平等に与えられる権利だとして何か爪痕を残そうとします。それも確かに間違いではないのですが、今はその時ではありません。

次に、争いは避けること。何か強く言われたとしても、今は言い返したい気持ちは抑えて我慢する事です。絶対に「あぁ言い返さなくて良かったー」と思う事があるはずです。それによって自分の置かれている環境が少しずつ良くなって行くはずです。少なくとも現状より悪くなる事は無いでしょう。ただし責任は果たさなければなりません。責務を果たさず言う事だけ立派なのは無能というものです。最初はそうやって信頼を積み重ねていく事の繰り返しです。これに耐えて初めて自分の主張というものが通って来るのです。そうなれば自分の環境がどうなるかは言わずもがなです。

  仕事も俄然楽しくなっているはずです。楽しく仕事をする為にしんどい目を見る。この道のりは決して楽ではありません。あまり役に立つかは分かりませんが、これは僕の処世術とも言えます。とにかくキレたら負けです。

 

  仕事も最初は面白くないと思いますが、そこで早まったり、勝手に決めつけたり、この上司使えねーなどと思わない事です。仕事とはすぐに上手くいくものでもないし、楽しい事ばかりでもありません。本質はすぐには顔を出してくれないものです。同時に、働くという事はどういう事なのかも考えてみて下さい。自分を育ててくれた両親や支えてくれている人たち。彼らのお陰で今がある。働きながら感謝の気持ちを忘れないとき、自ずと頑張れる気がしてきます。スピリチュアルなものは掴み所が難しいですが、シンプルに感謝の心を持つことです。

 

  とまぁ、ここまで書いて来たのですが、これからも謙虚に腰は低くしながら結果を出していかなければおマンマの食い上げです。格好いい事ばかり抜かしてきましたが底辺のおっさんは気が抜けない! がんばるぞぉ〜などと呑気にもしていられないのです。結果がすべて! おっさんは先が保証されているわけでもない、自分で掴み取りにいかなくては生き残れない。シビアだ……おっさんとは実にシビアな時期である、だ。ネバ〜ギブアップ!オオーーー!

 これは中途採用組のおっさん達に向けたものです。デキるエリート幹部候補は置いといて、底辺の僕らは後がないのです。背水の陣で挑まなくてはなりません。新人の下積みを再度クリアしたらその次はもうダッシュしかない! 追い付かれないぐらい引き離すのです。出来ない奴は即座に隅に追いやられます。やる事は新卒と同じようで同じではないのです。辛うじて正社員になった僕もうかうかしていられません。この春から新しい職場を迎える人、転職事情も色々あったと思いますがどうか負けずに自分と闘って、もがいて、もがいて、もがきまくって下さい。中途の風当たりはまだきついです。

「オラわくわくしてきたぞ。」

感謝の心とこの気持ちがあればどんな時も前向きになれるフレーズです。きっとおっさんでもピュアになれるはず!まだ諦めてはいけません。

検討を祈ります。

 

 

アラフォー以上の中途採用おっさんに捧ぐ