なるがです。
今回はブログタイトルにしている『なるがままにされよう』について書いてみます。
元ネタは「The Beatles」ポールマッカートニー作曲の「Let it be」です。言わずと知れた超名曲ですが、今の若い人達は知ってるのかな。
Let it be この曲の背景
この頃のビートルズはすでに解散寸前の末期状態でした。そしてこの曲が4人で作る最後のシングルとなります。ポールは最後まで解散を回避したかったのですが、それも叶わず、1970年解散となります。
曲中に『なすがままに、すべて神の御心のままに委ねなさい』と出てきますが、これがLet it beの意味です。
最後のシングルということで、当然4人の思いが詰まっているはずです。曲を作ったポールにすればなおさらです。
メンバーの気持ちがバラバラになっていくのを目の当たりにしながら、やがて自分の中の葛藤から神に委ねる心境にまで昇華した、ポールの究極の魂がこめられた作品です。
辛い時に聞いて欲しい洋楽 Let it be-glee cast(オリジナル流せよ)
ところで、大ヒットとなったアナ雪の『Let it go〜ありのままで』は有名なので誰でも知ってますよね。ですがよく似ている『Let it be〜なすがままに』では意味合いが違ってきます。英語の『Let it go』と『Let it be』はどう違うのか?
簡単に言うと自分でコントロールできるかです。
『ありのままで』なら自分でコントロールする事ができます。しかし『なすがままに』では、コントロールするのは自分ではなく、神です。いや・・ちょっと宗教入ってしまいそうなので、僕なりの解釈で言えば、見えない大きな力・流れです。
かといってボケーっと何もせずにいれば何とかしてくれる、ではありません。
努力して自分でやるべきことはやった、その結果がどうなるかは神に委ねます。
という事です。合格発表を待つ心境とでも言いましょうか。
人生はまさにこんな事の連続です。そして下された結果に対して何も出来ない、受け入れる事しか出来ないのです。まさに『なすがままにされる』のです。
そしてその結果に対しての行動を僕らはまた起こしていきます。
僕は「ありのまま」の自分とはどういう事なのかはっきりと分かりませんが、あえて言うならスッポンポンのフル○ン丸裸・・ではなく、自分に嘘偽りなく正直で、ストレスのない解放された状態なのかなと思います。
そうやってコントロールした「ありのままの自分」も元はなすがままにされた結果。
自分たちは知らずのうちにすべて流されているのかもしれません。
じゃあもう降参。全部受け入れます。
ならば、『なるがままにされよう』と決めたのです。
答えなんて見つけに行っても見つからないもので、その途中でいきなりポンと出してくれるもんです。だけどいつ出るかは分からない。
ただ、見つけるのをやめたらもう答えは出てこなくなります。たまには休んだっていい。走り続けながら、すべてなるがままにされるのです。
なんて偉そうに言ってますけど僕は基本呑気なんで、ぼけーっとしていると思います。何もせずになるがままにされとります。
おいしい話ないかな。
ではまた。