なるがままにされよう

このGブログも6年目に入りました。気が向いたときに書きます汗

消費税10%統一でいいから軽減税率制度なんか廃止して欲しい

なるがです。

 

 10月1日から消費税10%に加え、8%据え置きの軽減税率制度が導入されますね。この軽減税率がとにかく厄介な代物でして、飲食店で働く僕は…否、飲食に関わる全ての人達は頭を悩ませているに違いありません。すでに私たちもそうですが消費者側も混乱して訳が分からなくなっています。まとめサイトなどに分かりやすく説明してあるのでここでは軽減税率とは何ぞ?という説明はしません。僕自身理解してませんから。もうめんどくさ過ぎてテイクアウトやめる!と言いそうになりました。そっちの方が楽ですもん。この制度を知れば知るほど何がしたいのか良く分かりません。

 酒類と外食を除く飲食料品と、新聞が対象品目になっています。だけど新聞?なんで新聞だけ?意味分からんのですが。『定期購読が締結されており週2回以上発行される新聞』がそうらしいのですが、コンビニなどで買う新聞は10%です。そうなんだ……。

 このようにですね、用途によって税率が変化していますので購入の際には注意が必要になります。ですが僕の場合きっと実際の場面でそんな事いちいち考えてられないので提示された金額を払うだけになると思います。じゃまくさい。

 制度を導入するにあたり、考えた人達は一つ一つ丁寧に検証しながら、この場合は?あの場合は?じゃあこの場合は?などと消費者が混乱しないように、気の遠くなるような作業をしてきた事でしょう。

たとえば水。ミネラルウォーターは8%でも水道水は10%です。これは飲料として考えた場合に8%が適用となるからです。でも水道水だって飲みますやんか? でも水道水はお風呂やトイレ、洗い物、洗濯などに使いますよね?なので飲料ではないですよね?

飲料として「飲む」ことより、生活するために「使用」する事の方が圧倒的に多いのです。なので10%なのです。なるほど!そう言う事なんですね。すごく分かりやすくてこういう事なら理解できますね。暇か

 他の例としまして、おもちゃ付きのお菓子はお菓子の部分の価格が3分の2以上を占めていれば食料品とみなされるので8%、しかしおもちゃの部分が……どうでもいい。

混乱しないために定義を作ったりルールなどを考えているのでしょうが、よけい混乱するしどうでもいい事が多すぎる。制度を導入した人たちはそればっか考えてたんですかね?そんな事はないと思いますが提供する側、すなわち事業者側の混乱はその比ではないです。店内表示やレジの変更、税率の区分け作業、従業員への教育、お客様への案内、考えればまだまだあれもこれも出てきます。余計な仕事増やすな。ウチの様な小さい店ならいざ知らず、大きい店や企業ではデスクの書類の山をザザーッ!と全部ぶちまけたくなるんじゃないですかね。

働き方改革と言ってるのに仕事増やしてどうすんねん。しかも超ややこしい仕事を。

 こんな事なら10%統一の方がシンプルでここまで考えなくても済んだのでは?と今さらですが思います(笑) 絶対そっちの方が消費者も混乱しないし、もっとスムーズに導入できたと思うのですが。システムの変更これらにかかるコストの方が大きいとなればもはや何をしているのかあきれて物が言えません。しかし確実に新しく仕事は増える訳ですから、軽減税率でも仕事の負担と考えれば明らかに軽減にはなっていません。

 と思いきや海外ではこの軽減税率制度を採用している国々があります。アメリカ、カナダはじめ欧州の各国、フランス、ドイツ、イギリスなど先進国と言われる国々などではこれが採用されているのです。まさか日本も、先進国がやっているのならこれにならって採り入れようではないか!となったんですかね? でも結構複雑すぎて今でも問題が絶えない、失敗策という話も聞きます。日本も同じ道を辿らなければいいのですが。失敗策と分かっていてあえてこれをやる必要があったのでしょうか。

 緩和策で軽減税率制度を採用しても末端の消費者すべてに何か明確に恩恵が分からないのならやる意味がないと思います。使うお金がなければそんな制度はへのツッパリにもならんのです。本当にそうです。消費に使うお金がないんですから。

消費税廃止、または減税してくれた方がよほど有難い。表面上では飲食料品はみなさん生活が大変でしょうから増税しませんよ、にっこり。としておきながらフタを開けてみれば混乱必至な条件付きの訳わからんものばっかり。本みりんとみりん風調味料は税率が違うとかしょーもない事に時間とカネと頭使うぐらいなら、もっと他に考える事たくさんあるでしょうが。と、一般国民は思っているんじゃないですかね。僕には偉いさんの考える事がよう分かりません。とにかくただでさえ忙しいのに仕事増やすなと言いたい。