なるがままにされよう

このGブログも6年目に入りました。気が向いたときに書きます汗

無条件に人を愛する事なんか考えてみた

なるがです。

 

最近あった4歳児虐待死のニュース、まだまだ子供への虐待が後を絶ちません。今回は大人3人が暴行を加えたという事でショックが大き過ぎました。僕にも4歳の息子がいますが、目の前に居るこの子を殴れるか?と考えたらやっぱり無理です。大人3人に殴られる恐怖と痛みと、悲しみを思うととてもやりきれなくなります。イブの夜に亡くなったことから、「サンタが苦しみから解放してくれた」との書き込みを見た時は思わず泣きそうになってしまいました。今度生まれてくるときは絶対に優しい両親のもとに産まれて来て欲しいと願わずにはいられません。

子供に対する暴力や罵倒は何があってもしてはなりません。どんな事があってもです。一番信頼する親からの暴力は子供にとって悲しみでしかなく、一生消える事はありません。親はひたすら無条件に愛をもって接するべきなのです。

子供を育てていく事は本当に大変な事です。特に生まれて間もない乳児から3歳くらいまでは特にしんどい時期だと思います。故に母親のストレスは相当のものだと理解しているつもりです。そしてそのストレスのはけ口が子供に向かっていく所に虐待の原因があるのです。

全国の警察が摘発した今年1~6月の虐待事件で、死亡した18歳未満の子供は27人に上り、このうち半数以上の15人が0歳児だったことが30日、警察庁のまとめで分かった。死亡事件で摘発された保護者らは27人。母親がわが子を手にかけたケースが多く、育児ノイローゼや思いがけない妊娠で精神的に追い詰められた姿がうかがえる。

 警察庁によると、子供を殴ったり、蹴ったりする「身体的虐待」の摘発者数は、死亡に至った事件も含め全体で計423人。これを子供との関係で見た場合、実父や養継父、母親の内縁の男らが305人で、実母や養継母、父親の内縁の女らの118人を大きく上回った。

 しかし、死亡事件の摘発者27人については、実母が18人で、3人に2人を占めた。ほかは実父が5人、内縁の男が4人で、身体的虐待における摘発者全体とは異なる傾向が浮かんだ。(産経ニュース 2017.9.30より引用)

そして問題はそれだけでは終わらないところにもあります。僕自身ここまで考えが及びませんでした。虐待が止んでも、まだ戦っていかなければならない現実もあることを知らされました。

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父親としての役割

上の子が生まれた当時、僕は仕事仕事ですれ違いが多く、育児のほとんどを妻にまかせっきりにしてきました。至極当然にケンカも起きました。お互いに山ほど言い分があるのですが、どちらかが歩み寄らない限り平行線をたどります。僕は僕で出来るだけ関わりたいと思って協力していたつもりでしたが、それらは全くと言っていいほど伝わっていませんでした。

男が考えている協力なぞ、スズメの涙程だと理解しなくてはダメです。やり過ぎな位やって初めて協力出来ていると。そして、歩み寄る(折れる?)のは絶対男からです。

 

オイシイ部分だけ持って行ってイクメン面するなと妻に何度言われた事か(笑)そんな嫌味を言われてもひたすら耐えて奥さんをフォローしてあげるのです。

実際何がフォローになるのかよく分かりませんが、分かったことは『奥さんの機嫌がいい』と家の中も、子供も(僕にも)気持ちよく過ごせるという事です。顔色を伺うという意味ではありません。父親としての威厳は備えつつ、自分で考えて出来る事をするだけです。

イクメンになるということは実は相当ハードルが高いことなのです。(うちだけ?)

子供に関わることがイクメンだと思ってましたが、ご飯を作ったり、掃除したりといった身の回りの事をすることでもフォローになると気付きました。(実際は出来てませんでしたが)子供の成長と共に臨機応変に変える必要も出てきます。

 

今は4歳の息子と遊ぶのが本当に楽しいです。そして今が一番可愛い時期だと思います。たまに反抗的態度を取るので本気でムカつく事もありますが、

『お前はいったいどこからきたんだ?目の前にいる、こ奴は誰?』

などと考えると無条件に許すしかなくなります。やっぱり子供にはひたすら愛情を与え続けなくてはならないなと思うのです。これは父親も母親も同じです。

甘やかす事との線引きが難しい部分ではありますが。

 

 与え続けよう

躾という言葉が暴力を連想してしまうこの頃ですが、躾と暴力は決してイコールではありません。この勘違いも虐待を助長させている免罪符となっています。その躾も現実は母親ばかりに負担が行き過ぎているんだと思います。人をしつける事など並大抵のことでは出来ません。大人でさえ言う事を聞かないのに、訳も分からない宇宙人をしつけるなんて出来るはずありません。当然力で服従させようと思いますよね。僕でもそうしたくなります。

でもやっぱりそこで踏みとどまれるかは、日々の生活やコミュニケーションをいかに大事にしてきたかにかかって来るんだと思います。それにはやはり奥さんを助ける事。これしかない。ひいては子供への愛情に繋がっていくのです。僕自身も本当に難しい事だと実感しています。現在はいかに妻を助け力になる事で、介護してくれる率が高くなるかを考えながらしています(笑)

子供たちが大人になったとき、『親からたくさんの愛情をもらった』と、口にしなくても、心の中で思ってくれたらそれでいいです。きっと将来彼らもそのように自分の子供たちに接するはずです。親はひたすら無条件に愛情を与え続けるのみです。そして一人でも多くの子供たちがそう感じ、思ってくれることを願ってやみません。

 

 

 

 

 

 

働き方改革はしっかり機能している?いえ、してません。

なるがです。

 

最近思うようになって来た事があります。

もう少し休まなければいけないな、と。最近の働き方を振り返ると身体を壊すレベルなんではないかと思うようになってきました。

朝7時に家を出て、帰宅は0時過ぎ、その間の休憩時間は昼ご飯を食べる15分程。その昼ご飯も大体16時頃で、ひどい時には17時を回ることもあります。もはや昼ご飯ではなくなってますが。

昨日は休憩なしでぶっ通しで働いてたのでさすがに堪えました。

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働き方改革の副作用

政府が『働き方改革』に乗り出し、いろいろ政策を打ち出していますが、最下層の現場では毎日ひーひー言ってます。長時間労働問題による自殺などが多く取り上げられるようになり、会社や僕らの意識も少しずつ変わってきているのは実感できます。しかし実態は、きれいごとだけ述べてフォローがほとんどないという事です。

 

残業を減らして自分の為の時間をつくり出し、有意義な時間を過ごそう!

有休は必ずとって下さい!有休は働く者の大切な権利です!

 

等ときれいごとばかりで、じゃあその為にどうすれば出来るようになるのか具体的な方策を何も考えてないようにも思えます。

無理やり実行させられるのですが、そんな事で今までの仕事が劇的に改善などする訳がなく、そのしわ寄せがどんどん蓄積されていき、結局は元の木阿弥という何してるか分からない状態になっていきます。

管理職であれば部下を優先して休ませたりすると思いますが、まさに僕も社畜精神丸出しで今月は休みまだ2回という有様です。僕がいなければ回らないという強制的ともとれる労働環境、す〇家のワンオペか!とも言いたくなります。

 

急におかしくなるかもしれない

これについてはずっと警告を発信し続けていますが、上からの返答はいつもあいまいです。利益と数字でしか物事を判断しません。これが経営陣の仕事だと言われたときは本当に頭沸いてるなと。利益が安定しているその裏で、どれだけ疲弊した人間が存在しているのかを知らず、考えようともしていないのです。

このような感じで働いている人はたくさん存在しているはずです。正直僕はブラック畑で育ってきたのでこんなのは苦ではありません。そして自分のやりたいように出来るのがせめてもの救いです。しかしこれが『やらされてる』となると全く違うものになってきます。

 

ですが、その考えは間違ってました。

マジメすぎる人ほど、頑張りすぎる人ほど、ある時プツッといってしまうのです。

僕もいい歳なのに、こんな生活していればいつか限界がやって来るんだろうと考えるようになりました。まだいける、まだ大丈夫、と思っている時が一番危ないのです。

過去に所謂『モーレツ社員』なる先輩がいたのですが、いつもやたらテンションが高くタフ過ぎてついて行けない事が多々ありました。しかしそのテンションは、なんと「覚せい剤」で維持していたのでした。その後はどうなったか知りませんが、あの先輩の事だからかなりのストレスをため込んでいたに違いないと思うのです。

そんな自分も一歩手前まで実は来ているのかもしれない、そう思うようになってきたのです。つい最近のギックリ腰の前兆も身体が警告を発しているサインだったんだろうな~。

とりあえず人を入れてくれ、話はそれからだ

とは言っても、今の職場では頑張ってしまうんだろうな。人を投入すれば解決するごく簡単な対策なんだけど、この職場に掛けられる経費はないそうです。ほんまかいな。

人材を投入する事の人件費で確かに利益は出にくくなると思いますが、その分出来る事が増え、新しいアイデアやチャレンジに取り組めるという側面もあると思います。

長期的に見れば投資とも取れるのです。もしかしたら出来ないかもしれませんが、やってみなければ分かりません。上司はそんなリスクすら取ろうとしません。

あーあ、言うだけ無駄だ。自分が権限を持てるようになるしかないのかな。猫でいいから雇ってくれ。

 

まずは自分のストレスとしっかり向き合い、あまり頑張り過ぎないように心がけていく事にします。『karoushi』の文字がふっと浮かぶこの頃です。

 

 

 

 

マニュアルは使い方で良くも悪くもなる 脱マニュアル人間のすすめ

なるがです。

 

どの会社にも仕事をする上でのマニュアルは存在していると思います。アルバイトや新人を管理するため等必要不可欠なものです。これに沿って仕事を進めていけば、誰でも同じように一定のクオリティを保つ事が出来る優れモノです。

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右も左も分からない時、この『マニュアル』はとても頼りになります。しかし一定の期間を過ぎると、全く使い物にならないものだと分かって来るはずです。

ここで気付くか気付かないかで大きく変わってきます。

いわゆる『マニュアル人間』になってしまうという事です。

職場スタッフにもこのマニュアル人間は結構多いです。ただ、それが悪いという事ではありません。むしろマニュアルに沿って動いてくれる事はとても良い事です。ルールを順守するという点においては全くもって優等生なのです。会社にとっては大変貴重な人材とも言えます。

では、なんで『マニュアル人間』が悪い意味でとらえられるのかと言えば、やはり自分の頭で考えない、応用が利かないと思われるからです。そういう僕もマニュアル人間なんですがw

最近になってようやく自分で考えるようになりました。考えはするのですが、行動を起こす寸前で思いとどまり、「いや、やっぱりこれにしとくべきだ」とマニュアルに侵された心が判断を下すのです。

これに従っておけば絶対安心安全なのだ、という何の根拠もないものに委ねるのです。裏を返せば考えるのがめんどくさい、何かあったときも免罪符として機能する、と言った完全な守りの態勢に入っている訳です。これではこの先何の進歩も望めません。

 

マニュアルが生み出す弊害

今日社内で財布を拾ったので、インフォメーションに届けに行きました。見た目から若い女性もののようです。ちょっと下心が浮かびます。受付の男性が対応してくれ、中身を確認します。どうやらうちの社員のようです。いろいろ入っていましたが、気になるお金は・・・¥4000。

僕より多いwいやしかしこれで本人も喜ぶだろうなと安堵していましたら、その男性職員、

「3か月以内に持ち主が来た場合、報労金として1割請求できる権利が発生しますが、どうしますか?」と。

「はい??」(する訳ねーだろ!)

同じ社内の人間で、1割と言えば¥400、しかも若い女性。どう考えても一瞬で判断できる案件だろうに。

いい歳こいたおっさんが若い女性社員に「1割として¥400頂きますね。」などと言うとでも思ったんだろうか。穏やかに「い、いえ、結構です」とやんわり答えておきましたが、その男性の、俺仕事した~的なドヤ顔がムカついて張り倒したくなりました。

こういう時は笑って「請求無しでいいですよね」と言うだけで良いのだ。

 

あと2例ほど言わせてください。

某銀行にて現金引き出しの為ATMでの出来事です。

僕の順番が来て、何事も無くお金を引き出し、立ち去ろうとしたその時です。次に入った人から呼び止められ、「千円忘れていますよ」と。封筒に入れない分をとりあえず置いたのを忘れていたのでした。「すみません、ありがとうございます。」と恐縮しながら受け取ろうとしたその時、それを見ていた案内係のオバサンから「待った!」が。

「本当にあなたの物か確認が取れませんので、いったんこちらへ」

「はい??」

(つーかおばはん、見てたんなら分かるやろ?ATMから離れて5歩も行ってないで!?俺以外に誰の物やって言うねん!)それからはいろいろ調べられ、厄介なことにその時のカードが他人の(会社用です)ものだったので余計ややこしくなり、銀行の偉いさんまで出てきて大事に。

お金に関する事ですからシビアにならざるを得ないのは分かります。だけど、あの状況で引き止めないといけなかったのか?時間にして10秒以内の出来事です!ほんまに理解できません。その後の時間を返せ~と言いたい。千円なぞくれてやったら良かったわ。

 

その2

通勤電車での車内アナウンスについて手短に。

『お客様にお願い申し上げます。車内は全車両禁煙となっております。お客様におかれましてはおタバコはご遠慮して頂きますようお願い申し上げます』(確かこんな感じ)

ここ10年以上そんなヤツ見た事も聞いたこともないわ!

この朝のクソ満員電車でタバコ吸うヤツは相当度胸あるか、相当アホかだ。

田舎の電車のガラガラな車内なら分からなくも無いが、都会の超満員の電車でそのアナウンス、なかなかシュールですやん!

 

愚痴ばっかりになってしまいました。

これもマニュアルの弊害なんでしょうかね。自分のアタマで考える。状況をよくみる。

マニュアルがいかに役に立たないかが分かると思います。僕もそうならないように頭を使っていこうと思った次第であります。

 

 なるがです。

 

今日は12月11日だけど、昭和16年12月8日の真珠湾攻撃について簡単に書いてみる 2023追記あり

なるがです。

 

今から76年前の昭和16年12月8日(ハワイ時間12月7日)、日本海軍機動部隊によるハワイ真珠湾の米太平洋艦隊及び基地施設への奇襲攻撃がありました。

太平洋戦争の勃発です。

「真珠湾攻撃」の画像検索結果

 

終戦日の昭和20年8月15日は良く知られていても、開戦日の12月8日はあまり知られてないのではないかと思います。泥沼の戦争に足を踏み入れる事になった、日本人なら忘れてはならない記憶すべき日でもあります。

戦争が終わってみれば、何も残っていませんでした。都市という都市は焼き尽くされ焦土と化し、軍民合わせて310万人もの人が亡くなったのです。

310万人というと日本の人口第11位、茨城県の約290万人に匹敵します。富山・石川・福井の北陸3県合わせてもまだ足りない数字です。それ位とんでもなく人が亡くなったのです。そして僕の祖父もその中の一人です。フィリピンにおいて34歳で戦死しています。

今回はその戦争の始まりとなった真珠湾攻撃について簡単に書いてみようと思います。

 

なぜ真珠湾を攻撃したのか

 当時の日本は中国と戦争をしていました。日中戦争です。満州国の建設など中国大陸への勢力拡大を行っていた日本に対し、アメリカは強く警戒していました。

日本にとって満州は日清、日露戦争によって獲得した生命線でもあります。気に入らないアメリカは日本側に意見します。

 

米:「中国から手を引きなはれ」

日:「無理だね」

 

日本の近衛文麿内閣と、アメリカのルーズベルト大統領は昭和16年4月から戦争回避のための日米交渉をずっと行っていましたが、このようにお互い意見が対立していました。

こんな時にやばい行動を取る人物が出てきます。東条英機陸軍大臣です。

6月ヨーロッパでのドイツ・ソ連の戦争開始を見て、交渉ではなく武力での行動を起こすべきと主張し、7月にはベトナム南部に軍を進駐します。

この交渉中の軍事行動に当然アメリカは怒ります。

8月 米:「石油止めたるからな」

 

10月 東条英機が首相・陸軍大臣内大臣を兼ね、政治・戦争・軍務等すべての実権を握るという独裁体制を築きます。そして、

11月末までに日米交渉がまとまらなければ、アメリカとの戦争もやむなしと決定します。

 

この時点でもうかなりヤバくなっています。

 

11月26日アメリ国務長官ハルは、日米交渉の最終提案をまとめたハル・ノートを提示します。

この内容に納得いかなかった日本政府は、

「じゃあアメリカと戦争してしまえ」

こうして日本はアメリカと戦争することになって行ったのです。中国とも戦争中でしたので、当時の指導者層の無茶振りが伺えます。

 

 

ニイタカヤマノボレ一二〇八

昭和16年12月2日、大本営より『ニイタカヤマノボレヒトフタマルハチ』の暗号電文。

12月8日午前0時をもって戦闘行動を開始せよとの意味です。

この時まだ交渉中の為、戦争回避、攻撃中止の場合は『トネガワクダレ』だったそうです。

これ以前に攻撃は決まっていたため、『ハル・ノート』が提示されたその日には、機動部隊は密かにハワイ北方400kmの海域へ向けて出港していたのです。

国力に劣る日本が優勢に立つには、奇襲による攻撃により相手を壊滅させ、早期講和に持ち込みたいと考えていました。

なので攻撃開始は「宣戦布告と同時」という予定となりました。例えるならヒットエンドランみたいなものです。バッターが打った時にはすでに走者は二塁到達間近という具合ですね。

 

 

奇襲とは言えなかなかなやり方です。しかし、予定はやはり予定であって、作戦自体は成功しますが、そううまく事が運ぶとも限らないのが運命というものです。

日本大使館の職務怠慢により開戦通告が遅れ、アメリカ側に届いたのが攻撃から1時間後となってしまったのです。

これがかの有名な『リメンバー・パールハーバーとなるわけです。

 

ハーグ第三条約に定められている「戦争開始には、明らかな事前通告が必要」を無視したと、アメリカは大激怒。

事あるごとに『卑怯者』『だまし討ち』などと言われています。つい最近もトランプ大統領がこのことについて『邪悪な急襲』と言ってましたね。

それほどアメリカ国民はこの奇襲攻撃の事を根深く持っているのです。

 

日本側も決して条約を無視した訳ではなく、ギリギリのラインでやりくりしていた事が致命傷に繋がってしまったのです。

初戦で戦意をくじくどころか、逆に戦意を高揚させてしまったとは皮肉なものです。

 

ルーズベルトの勝利に貢献?真珠湾攻撃

ヨーロッパで世界大戦が始まり、ルーズベルトはイギリスを支援すると決意していましたが、国内ではヨーロッパの戦争に関わりたくないとの意見が大半でした。

戦争に引きずり込むルーズベルトとして、共和党からは非難の嵐でした。仕方なく『アメリカが攻撃されない限り若者を戦場へは送らない』と公約せざるを得ませんでした。

しかし、この真珠湾攻撃によってアメリカ全国民に『真珠湾を忘れるな!』の名のもと正義の戦いを訴え、支持を確固のものとし3選を果たします。

これで大義名分を得たルーズベルトは心置きなくイギリスを支援、ヨーロッパ戦線にも軍を送り出して行く事になります。

イギリス首相チャーチルは、『これで勝てる!』と確信し、その夜はぐっすり眠れたと『第二次大戦回顧録』に書いています。

 ルーズベルトにとっても、チャーチルにとっても真珠湾攻撃は都合が良かったのです。

 

日本陸海軍による侵攻

日米開戦が真珠湾攻撃によってだと言われてますが、実は陸軍が先にマレー半島のコタバルに奇襲上陸、目標のシンガポールへ向けて攻撃を開始しています。

この進攻が海軍より早かったため、こちらに注目されがちとなり、ハワイ真珠湾の米基地にまさか攻撃があるなど思いも寄らなかったとも言われています。

真珠湾奇襲!これは演習にあらず!!』

こう電報を受けたノックス海軍長官は「こんなことはありえない!これはフィリピンのことだ!」と言ったそうです。

 

真珠湾攻撃最後通牒の遅れにより不意打ちという形となりましたが、作戦に参加している兵士達は知るはずもありません。日本時間午前3時20分(ハワイ時間午前7時50分)第一次攻撃隊が真珠湾上空に到達します。360機の航空機をもって予定通り第1次、第2次と攻撃を加えました。そしてこれも有名な『トラトラトラ:我奇襲ニ成功セリ』を打電します。

奇襲は陸軍・海軍共に大戦果を挙げ、日本は歓喜に沸きます。

 この攻撃によるアメリカ側の犠牲者は2000人以上とされています。

 

しかしこの華々しい進撃も、当初の想定通り半年後に局面は劣勢となり、次第に国力の差を見せつけられて行くことになります。

 

この真珠湾の出来事ひとつとっても、深く深くたくさんの出来事が絡んでいます。まったく多すぎて伝えられません!そして戦争に至った過程を知ることで、点がつながり全体像が見えてきました。いろんな違う視点からこの真珠湾攻撃を見てみるのも面白いと思います。

 しかし全然簡単にまとまってないし、出遅れ感丸出しな記事になってしまいました(笑)

 

ではでは。

 

 

……時は過ぎ、2023年に追記することになろうとは思いもしませんでした。

この記事の中で真珠湾攻撃について、開戦へと向かっていった事について書いてましたが、大まかなところでは合っているものの、実際に教えられている事実はとんでもなく違う事だと知りました。いえ、僕が得ていた情報を只々鵜吞みにして来たというだけで、知っている人は知っていたのです。これには驚きを隠せません。一体今までの僕の認識は何だったんだろう⁈ いえ、上にも書いてますが自分で調べたつもりだった事が実は全然調べられていなくて鵜呑みにして来たこと、言われた事をそのまま理解して満足していたという事です。しかも気付くのが遅すぎです。

 

 太平洋戦争、まずここから訂正しなければなりません。これは「大東亜戦争」です。GHQによりこの名称は使うな、という事で禁止されました。

昭和16年12月12日に東條内閣がこう呼ぶと決めた大東亜戦争は、

『欧米諸国によるアジアの植民地を解放し、大東亜共栄圏を設立してアジアの自立を目指す』

という理念と構想を持っていました。これは欧米の植民地搾取支配ではなく、これらを独立させ一緒に経済圏を作っていく『八紘一宇』という目的を持っていました。簡単に言えば地球に住む色んな民族が家族のように仲良く暮らす事、つまり世界平和です。当時のアジア情勢を知っていると思いますが、タイを除くすべての国が欧米によって支配されていました。この戦争の目的は日本の自存自衛の戦争でありながらアジア諸国の独立と解放も担っていたのです。戦後GHQがこう呼ばせたくないのも分かります。

 そして今ではほとんどの国民がそう思っているであろう、『真珠湾奇襲は日本の不意打ち』これも間違いでした。

これを理解するには満州事変まで遡り事実を調べる必要があります。正確にはアヘン戦争までですがめんどくさいし、だれも興味ないと思うので割愛します。要はアヘンの利益にはイギリスと共にルーズベルトも絡んでいました。細かいところまで突き詰めるとこういう事も関係していたのです。

また、中国国民党軍の義勇兵としてフライングタイガースという航空部隊がすでに日本軍と戦闘していた事、イギリス・アメリカからの多額の支援金、武器供与が行われていた事。これだけでも立派な戦争行為です。

日本が不意打ちで始めた太平洋戦争などというのは大嘘もいいところ、4か月前にはフライングタイガースによる日本爆撃の計画もされていました。しかし真珠湾が始まってしまったためこの計画は頓挫しました。元々イギリス・アメリカは日本を仮想敵国と見ており、海軍軍縮条約やらで締め付けを行ってきました。

アメリカは昭和15年夏の時点で暗号を解読しており日本軍の情報はすべて筒抜けになっていました。この事実はアメリカ自身が公開しています。

そして第一撃は何としても日本に加えさせるというものでした。ヨーロッパへの参戦を後押しさせたいルーズベルトは暗号解読していながらこれを黙認。そして不意打ちした日本は許すまじ!となったのです。そうなるとアメリカ国民の団結は一気に加速します。チャーチルとの目論見はこれで達成されました。日本はまんまと策にかかったのです。

 

 日清・日露戦争により獲得した朝鮮・満州も、関東軍の侵略・暴走として伝えられていますが、当時朝鮮は清国の属国、下関条約では朝鮮の独立を認めるとありますし、満州国に至っては戦乱・混乱状態に置かれていた住民を安心できる土地として日本が建国したのです。要職は関東軍が独占掌握していた、とありますが実際は日本からインフラ整備、教育等のための人材を送り込み満州人に教えていただけに過ぎません。

だいぶ端折って説明していますが、要は満州国建国は日本の自衛だったという事です。これも絶対に表には出てきません。

 

 盧溝橋事件をきっかけに日中戦争が始まり、その後教科書にも出てくるABCD包囲網で日本は資産凍結、石油の輸出を止められます。これが続けば資源の無い日本はじきに国力が衰えていきます。衰えたところを欧米列強が日本を獲る。容易いことです。そうして東アジアの国々を植民地化してきた欧米に敢然と立ち向かったのが日本なのです。

いえ、日本だけ、なのです。

自国を侵略から守るため、やむなく日米開戦に踏み切らざるを得なかったのです。外交による回避も試みられましたが、米側は却下、代わりに提示してきたのがハル・ノートでした。もうこれは日本を戦争に引きずり込むための嫌がらせでしかありません。何せこれまで日本が行ってきた事のほとんどを放棄・拒否しているものだったからです。

 当初日本の戦略は『南進して西へ行く』だったのですが、そうはならなかったと東条英機は言っています。彼もまた最後まで戦争回避しようとした一人でした。これも極悪人として伝わっていますが実際は違いました。

 ハワイにおいて諜報活動を行っていた吉川猛夫の存在もすでにバレており、真珠湾停泊中の艦船の位置等の連絡もかぎつけていました。攻撃当日、何故か空母だけがいなかった、旧式艦船ばかりだった事などは、まさに攻撃があると分かっていてあらかじめ避難していたのです。

アメリカは東京から米大使館に送られた最後通告の電文も解読し、それを読み終えたルーズベルトはひと安心したといいます。遅れた最後通牒を渡されたハルの憤慨もこれを知った後なら『クソ茶番ファッ〇ン猿芝居』です。

これは味方を騙し裏切り、見殺しにしたのです。これでアメリカ参戦の口実は出来た。リメンバーパールハーバー、参戦の口実が実は出来レースだった!啞然です。そして日本に突き付けたハル・ノートは、なんと自国民には開示していないというではないですか。これが何を意味するかは言わずもがな。卑怯な手です。

 

 これらは『ルーズベルト陰謀論』『真珠湾陰謀論』として以前から取り上げられていました。しかし私達日本人の認識はどうでしょう?不意打ち日本軍最低、軍首脳は低能、無謀な戦争をしたバカ……。でも事実は違いました。日本を植民地にさせないため、アジアで唯一独立国だった日本が、有色人種の誇りをかけて欧米列強に敢然と立ち向かった。

戦争には負けたけど、植民地だったアジアを解放し、たくさんの犠牲は出ましたがすべての国をこの戦争によって独立へと導いたのは事実です。

 

これを、陰謀論にやられたアタオカ必死乙とお思いでしょう。でも違います。

1990年代後半の米機密文書の一部公開により、ルーズベルトは日本の行動を全て知っていた事が判明しています。

真珠湾攻撃に関しては65年、JFK暗殺については現在100年の機密保持だそう。それくらい経てば事実を話す人間もこの世にはいないだろうという事なのでしょう。

 

リメンバーパールハーバーは今では日本人の言葉ですよ。

ではまた。

朝礼での唱和が嫌いです

なるがです。

 

 会社勤めのサラリーマンならたぶん毎日やっていると思われる朝礼。一日の流れや報告、共有事項の伝達など、これがある事でスムーズに仕事を行えるようになる大事な作業です。会社によっても朝礼のスタイルは様々で、体操を行ったり、たっぷり時間を掛けたりしている所もあるようです。

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 僕がペーペーの時の会社では、朝礼は5分ほどで終了(笑) 共有事項のみ報告して、後は喫煙所へ直行。みんなタバコ吸いたくて仕方ない人達ばかりでしたから。

 朝礼というより一服タイムだ!という認識でした。でも喫煙所で内容の濃いミーティングもあったりしたので、これはこれで有りでした。

 

 次の会社では、企業理念の書かれたポケットサイズの冊子が社員一人一人に渡され、朝礼時にそれを唱和するということをしていました。

 この時初めて唱和するという事をやったのですが、後に入った会社でも、現在の会社でも、この『企業理念の唱和』というものが朝礼とセットになっているのです。世の中のトレンドなのか??と思ったものです。

 

 中には夢や目標を大声で絶叫したり発表したりするところもあるそうですが、運良くそういう感じではなかったので助かりました。しかし20数年前はザラにあったような気がします。これは軍隊などの手法でよく見かけますよね。アメリカ陸軍の軍曹等が新米兵士を怒鳴りつけてこき下ろすシーンとか。まぁこれは兵士ならば必要な洗脳だと思うのですが。

ところがこの絶叫が結構モチベーションアップに繋がると言いますか、気持ちを高揚させるのです。よーし!俺はやるぞー!って気になるんですよ。スポーツでも試合直前に円陣組んでやるあれです。要はあれを仕事の現場に持ち込んだ訳ですね。

 

実際に旧日本陸軍では戦争末期において、兵達の下がった士気を上げる為に毎日この様な唱和が行われていました。

上官が「ヤルゾー!」と叫び、兵士は「ヤリマス!」と絶叫。

 

これがアメリカ軍撃滅を目的として行っていたと言うのですから、当人同士はともかくとして何とも痛いやら哀しいやら複雑な気持ちにもなります。

ちょっと話が逸れてしまいました。

 

 しかし、この『唱和』ですが、未だにやる意味が理解出来ないのです。字面をただ暗記して、ただ棒読みしてるだけだからです。どうしても気持ちが入らないんですよ。

これは今まで在籍していた会社でも同じでした。

 どの上長も『暗記するまで呪文のように唱えるべし』みたいな事を繰り返し言っておりましたが、それをやってどうしたいの?といつも思っていました。

 暗記は出来ました。でも、誰一人としてその理念に基づいた行動を取っている者は居ないのです。(僕も含みますw)

 

 「何かあったとき、その理念を思い描き、行動の指針にするのです」 

と、もっともらしく解説してますが、そんなきれいごとを守っている人間を見たことがありません。

 守っている社員がいるとしたら、ヒマか、仕事してないかのどっちかです(笑)

 

 そもそも企業理念など理解せずとも、一般の常識で良識ある行動をするなら自ずとそれにマッチしてくるものです。それを無理やり企業理念とやらにドヤられているわけです。別に憎い訳ではないですよ。

 

 理念はもちろん大事ですが、朝礼での唱和の時間は大嫌いなのであります。

 まわりを見ても何の気持ちもこもっていない、ただの朗読時間に成り下がってます。

 この職場だけなのかと思えば違うのです。たくさんの部署を見てきましたが、ほとんどが似たような感じでした。読んで満足、ソラで唱和出来ますドヤァ。なのです。

 その割に実際の仕事内容には一切反映されてないという。一切ですよ(笑) 朝礼の直後にはすべて忘れ去られている風に見えるのは僕の気のせいでしょうか。

 まぁ、他の企業ではしっかり行われているんだと思いますよ。

しかし僕が見てきた会社、全部そうだったので(笑)

 

 急にクレドなるものが配布され、唱和を始めたかと思えば、しばらくして誰もやらなくなり自然消滅というのもありました(マジです)。つまり、そんなことしなくても問題なく営業は出来るし、理解してなくてもいいものは出せるという結果となったのです。これはこれで別の問題がありそうですが。

 

正社員がずらり揃ったエリート集団部署ならともかく、アルバイトやパートに頼っている職場ではこんなものは何の役にも立ちません。厳しい事を言うと自分の生活以外に関心はないのですから。つまり言いたいのは、

唱和によって全社員が一つにまとまるなんて事はあり得ないのです。

 

 理念は会社にとっては必要不可欠。そして働く者の道しるべとなってくれます。

それはそれで山のようにどっしり構えているだけでいいのです。

 その中のたった一つだけ、一番大事なことをわかりやすく』教えてくれたらそれでいいのです。

 というのが僕の思うところです。

 

気持ちの入っていない朗読時間を設けるくらいなら、上長がひとり、仕事に対する熱い思いをスタッフに伝える時間として使う方が余程有意義だと思うのです。

 わざわざ『理念の唱和』という形で山から降りて来てくれなくてもいいです。帰って下さい。

 

 全員が簡単に理解できて、自分の行動に反映してると実感できる事が重要なのです。

 

 

さぁ、明日も唱和するぞ〜。

 

 

行動する事で未來は変わる? バタフライ効果

なるがです。

 

行きたかった?!知人のお店にやっと行って来れました!

絶対行くから!と言いながらオープンからすでに1年半…僕の悪い癖で中々行動に移さなかったのですが、この前行くと言った手前、半強制的に行く事にしました。

 

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さすがにもう呆れられてるだろなぁと思いながら、敢えて連絡は入れずいきなり訪問する事に。もちろん手土産持参で。

 

知人の彼はイタリアンレストランのオーナーシェフです。こじんまりとしたお店ですがお客様からは大変好評だと聞いています。今回はランチで利用させてもらいました。

お店の前に到着!約1年半ぶりの再会です。

 

ドアを開けるとオープンキッチンの調理場の中から「いらっしゃいませ!」とせわしなく動きながら作業する彼の姿が。その瞬間、鳩が豆鉄砲を食ったような顔でピタッと動きが止まり、僕の顔を凝視。

一瞬誰か分からなかったそうだ(笑)

オープンから1年半も経てばいい意味で店内の味も出ているし、場数も踏んできて慣れた自然体な感じです。

(これは脂の乗り切っている一番いい時期に来たな!)と都合良く解釈しておりました。

 

かなり遅れての訪問に多少皮肉混じりもありましたが、とても喜んでくれ、なんと驚いた事につい最近僕の話題になっていたというのです。「まだ来ない」と。

そしてカウンターに座るや否や、いきなり写メを取られ何処かに送信されてました。「やっと来た」と。

 

ランチも1時過ぎに訪問したのでピークも落ち着いており、ゆっくりカウンター越しに会話することが出来ました。料理も他のお客さんの合間をぬって出てきます。

こんな時は大抵いいものを出してくれます(笑)

前菜、パン、パスタ、メイン、ドルチェ、コーヒーで¥3000!内容を考えるとかなりディスカウントされていると思いますが、通常メニューもこんな感じでやっていると言ってました。

 

内容うろ覚えですが

前菜・・イタリア産モッツァレラとサンダニエーレ産生ハム 旬の新鮮野菜 

パン・・自家製フォカッチャ

パスタ・・イカ墨を練りこんだ自家製タリオリーニ 水蛸と浅蜊 

メイン・・蝦夷鹿のロースト 温野菜 

ドルチェ・・ゴルゴンゾーラのアイスクリームとラ・フランス

 

この内容で¥3000は安すぎ~!かなり頑張ってくれた模様です・・・恐縮。

 

ランチが終わって、ディナーまでのアイドルタイムに時間を作ってくれ、しばし会話。いつもほぼ一人で仕事しているため、こうして会話出来ることが本当に楽しいと言います。オーナーシェフは自由でもあり孤独でもあるので、意外に結構ストレスたまりますよ!とも言ってました。

そして今日こうして来てくれてかなりリフレッシュ出来ました!と感謝?までされてしまいました。

僕自身も久しぶりの再会と美味しい料理、楽しい会話、と有意義な時間を過ごさせてもらい、もっと早くに来るんだったと反省、少し後悔です。

 

最近外の人間とのつながりが全く無かった僕ですが、今日の訪問で切れかけてたつながりがまた繋がったような気がします。会話の中に出てきたいろんな人達の近況も聞けましたし、得たものは本当に大きいなと感じた次第です。

年末に忘年会をやる事にもなり、懐かしいメンツが集まります。これも今日行かなければ実現しなかった事。

 

行動を起こすという事は何かしらの動きが必ずあります。そしてもうひとつ、見えない部分での動きがあるという事です。今は直接関係しなくとも、後になって関わって来るのです。

具体的に説明するのは難しいですが、『北京で蝶が羽ばたくと1か月後にニューヨークで嵐が起こる』みたいな感じですかね。バタフライ効果です。

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ほんのささいな事が、起こった場合と何も起こらなかった場合、そのわずかの差が未来にとてつもなく大きな変化をもたらす事を表しています。

今回の訪問という行動によって、僕の知らないところで何かが動き出しているかも知れません。

 

『行動しないという行動』もあると言いたくなりますが、それは屁理屈みたいなもんですので、あくまで前向きな行動にフォーカスしていくのがいいと思います。

 

迷ったら行動!きっと何かいい動きがあるはずです。

 

ではまた。

 

 

 

 

ギックリ腰の前兆を察知したので鍼初体験してきました

なるがです。

 

先日、人生初の鍼をしました。身体にいっぱい刺されるあのやつです。

鍼とは・・

身体の特定の点を刺激するために専用の鍼を生体に刺入または接触する治療法

とあります。

僕は過去にギックリ腰を2回やってますが、1度目は急激な動きでガツンと。

2度目は腰の違和感を放置した後で。なんか腰に違和感があるな〜と思いながら、特に何もせずそのまま寝たら、翌朝起き上がる事が出来なかったという…恐ろしや。

 

ギックリ腰とはマジで恐ろしいヤツです。

目の前にある物が取りたくても取れないのです。大げさではなく、マジです!(しつこい)

当然動けないので寝たきりになり、ギックリ腰の大変さを思い知りました。

 

 今回もその嫌な違和感が発動したため、爆発前に何とかせねば!という思いで鍼治療に辿り着いたのです。

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鍼ってなにするん? 

ネットで検索するとたくさん出てきます。気になる鍼灸(しんきゅう)院を片っ端から調べます。驚いたのが、うまくいけば『一発で治る可能性もある』事らしいのです。そんな馬鹿な!そして、完治とまではいかずとも、『かなり症状が緩和する』、とあります。

うーむ、可能性もあると言う事だから、これはやってみる価値あるかもしれない。

気になった鍼灸院を予約していざ出陣です!

 

 ・・・ついに来ました。意を決して中へ入ります。(大げさ)

 

壁にはこんな感じで施術しますよ〜と、ぷすぷすと何十本も刺さった写真が掲示されてます。

こ、こわい…。

来たことをちょっと後悔しつつ、あきらめます。

 

 

施術開始。問診、触診等行い、ベッドにうつぶせになります。今回は腰なのでシャツをまくり患部を出します。うつぶせの為、先生が何をしているか全く分かりません。恐怖。カチャカチャと道具を取り出している音しか聞こえません。

唐突に、

「いきますね」と言われます。意識は緊張のあまり腰にしかいきません。

と思ったら

プツッ、トントン、キュン!

クリクリ、キュンキュンギュン!!おふっ!

何やら訳の分からない擬音が出てますが、なんとなくお分かりかと思います。

 

プツッ・・・鍼が皮膚を貫通した音

トントン・・・鍼管(しんかん:鍼を刺すときの筒状の道具)をたたく音?

キュン!・・・鍼が筋肉に到達して身体が反応した音

クリクリ・・・鍼を筋深部まで潜り込ませている音

キュンキュンギュン!・・・神経到達??の瞬間

おふっ!・・・ギュイン!とクる感覚で思わず出る声

 

患部にもよると思いますが、僕は15~20本くらい刺されました。先生の手つきが早いのであっという間でした。こっている部位程、おふっ!となるそうです。確かに。

 

この感覚は『響き』とか『得気:とっき』と呼ばれ、これがないと効果は得られないそうです。

硬くなった筋肉に鍼がしっかり刺さっている状態なので、失敗しているわけではありません。僕は初めてだったので「奥まで行き過ぎじゃぼけ~!」と心の中で叫んでおりました。

鍼は表面にぷすぷす刺して軽く刺激するものだと思ってたら大違いでした。(笑)奥までズッポリやられます。

筋肉は骨に何層にも重なり合ってへばりついており、その束ごとに役割が完結しているそうです。ですのでその狙った筋肉の束めがけて刺さないと効果がないらしいです。

深い部分の筋肉に到達させるために7~8cmも刺入することもあるそうです。

こ、コワすぎんだろ・・。

 

ここから鍼が刺さったまま約15分ほど放置プレイされます。

腰のあたりがジワーッと熱くなってきました。そりゃそうだ、身体にとって異物がぶっ刺さってるんだから。

鍼が刺さると筋肉は一瞬収縮したのち、緩みます。放置プレイする事でゆっくり筋肉が柔らかくなり、血流も良くなり、結果ジワーッと温かくなってくるんだそうです。

 

 ん~このまったりとした放置時間もいいですね~。部屋もぽかぽかで快適だし。刺さっている痛さは全くありません。

 

時間経過後、先生が「抜きます」と言ってスポスポ抜いていきます。何本か深い刺入部分であろう鍼を抜くときに『うっ!』となります。

抜いたあと起き上がり、ゆっくり身体を前後左右に動かしてみて様子見をします。

「どうですか?」

「ん~あんまり変化ないような・・・。」

「じゃあもう一回打ちますね」

「え?もう一回?」

今度は患部にピンポイントで打ちますと言われ、今度は横向けに寝ます。

硬くなった筋肉に次々と鍼を打ち込んでいきます。

「ギャー!!!」とは言ってませんが、これはきつい!おもわず

「これきついです。ちょっと無理っぽいです!」と言ったほどです。

硬くなっている凝った筋肉ほど痛いそうです。これがないと効果がないのだから我慢我慢だ。

・・・ふう、ようやく放置タイムだ。我慢したぶん脱力感がすごいわ。

 

10分ほどで先生が戻ってきて抜きます。『うっ!』となります。抜いてまたしばらく放置タイムです。

腰のまわりが熱く、鍼がまだ刺さっているような感覚です。しかしズキズキした痛みなどは皆無です。

 

起き上がり、身体を前後左右にゆっくり動かします。

「お?嫌な痛みが少なくなってる?」鍼を刺したことによる麻痺?なのかな?と思いつつも、身体はさっきより確実に楽になっています。

 

「2~3日すればもっと効果が分かるようになってきます」と先生は言ってました。

 

そして施術から2日目。かなりいい!歩いた時ビキビキくる痛みが取れてる。

鍼か~、こりゃやって大正解だったな!これが正直な感想です。でもキュンキュンくる痛み?感覚はガマンしなくてはいけません。でも本当はもう行きたくないです。

 

しかし症状が軽くなったからと言って安心してはいけません。一家の大黒柱として、倒れるわけにはいかないのです。腰の爆発を食い止められて良かったです~。

 

鍼にはいろんな効能があるみたいで多岐にわたっています。今回初めて鍼を受けましたが、僕のまわりはだれも受けた事無いと言っていました。もっとメジャーな治療法になってもいいのでは?とも感じます。

鍼灸師の腕にもよると思いますが、ともかく鍼治療はかなりおすすめできます。

 

僕らが普段病院で受ける治療にはない、東洋医学の神秘に少しだけ触れたような気がしました!

 

 

ではまた。