なるがままにされよう

このGブログも6年目に入りました。気が向いたときに書きます汗

ギックリ腰の前兆を察知したので鍼初体験してきました

なるがです。

 

先日、人生初の鍼をしました。身体にいっぱい刺されるあのやつです。

鍼とは・・

身体の特定の点を刺激するために専用の鍼を生体に刺入または接触する治療法

とあります。

僕は過去にギックリ腰を2回やってますが、1度目は急激な動きでガツンと。

2度目は腰の違和感を放置した後で。なんか腰に違和感があるな〜と思いながら、特に何もせずそのまま寝たら、翌朝起き上がる事が出来なかったという…恐ろしや。

 

ギックリ腰とはマジで恐ろしいヤツです。

目の前にある物が取りたくても取れないのです。大げさではなく、マジです!(しつこい)

当然動けないので寝たきりになり、ギックリ腰の大変さを思い知りました。

 

 今回もその嫌な違和感が発動したため、爆発前に何とかせねば!という思いで鍼治療に辿り着いたのです。

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鍼ってなにするん? 

ネットで検索するとたくさん出てきます。気になる鍼灸(しんきゅう)院を片っ端から調べます。驚いたのが、うまくいけば『一発で治る可能性もある』事らしいのです。そんな馬鹿な!そして、完治とまではいかずとも、『かなり症状が緩和する』、とあります。

うーむ、可能性もあると言う事だから、これはやってみる価値あるかもしれない。

気になった鍼灸院を予約していざ出陣です!

 

 ・・・ついに来ました。意を決して中へ入ります。(大げさ)

 

壁にはこんな感じで施術しますよ〜と、ぷすぷすと何十本も刺さった写真が掲示されてます。

こ、こわい…。

来たことをちょっと後悔しつつ、あきらめます。

 

 

施術開始。問診、触診等行い、ベッドにうつぶせになります。今回は腰なのでシャツをまくり患部を出します。うつぶせの為、先生が何をしているか全く分かりません。恐怖。カチャカチャと道具を取り出している音しか聞こえません。

唐突に、

「いきますね」と言われます。意識は緊張のあまり腰にしかいきません。

と思ったら

プツッ、トントン、キュン!

クリクリ、キュンキュンギュン!!おふっ!

何やら訳の分からない擬音が出てますが、なんとなくお分かりかと思います。

 

プツッ・・・鍼が皮膚を貫通した音

トントン・・・鍼管(しんかん:鍼を刺すときの筒状の道具)をたたく音?

キュン!・・・鍼が筋肉に到達して身体が反応した音

クリクリ・・・鍼を筋深部まで潜り込ませている音

キュンキュンギュン!・・・神経到達??の瞬間

おふっ!・・・ギュイン!とクる感覚で思わず出る声

 

患部にもよると思いますが、僕は15~20本くらい刺されました。先生の手つきが早いのであっという間でした。こっている部位程、おふっ!となるそうです。確かに。

 

この感覚は『響き』とか『得気:とっき』と呼ばれ、これがないと効果は得られないそうです。

硬くなった筋肉に鍼がしっかり刺さっている状態なので、失敗しているわけではありません。僕は初めてだったので「奥まで行き過ぎじゃぼけ~!」と心の中で叫んでおりました。

鍼は表面にぷすぷす刺して軽く刺激するものだと思ってたら大違いでした。(笑)奥までズッポリやられます。

筋肉は骨に何層にも重なり合ってへばりついており、その束ごとに役割が完結しているそうです。ですのでその狙った筋肉の束めがけて刺さないと効果がないらしいです。

深い部分の筋肉に到達させるために7~8cmも刺入することもあるそうです。

こ、コワすぎんだろ・・。

 

ここから鍼が刺さったまま約15分ほど放置プレイされます。

腰のあたりがジワーッと熱くなってきました。そりゃそうだ、身体にとって異物がぶっ刺さってるんだから。

鍼が刺さると筋肉は一瞬収縮したのち、緩みます。放置プレイする事でゆっくり筋肉が柔らかくなり、血流も良くなり、結果ジワーッと温かくなってくるんだそうです。

 

 ん~このまったりとした放置時間もいいですね~。部屋もぽかぽかで快適だし。刺さっている痛さは全くありません。

 

時間経過後、先生が「抜きます」と言ってスポスポ抜いていきます。何本か深い刺入部分であろう鍼を抜くときに『うっ!』となります。

抜いたあと起き上がり、ゆっくり身体を前後左右に動かしてみて様子見をします。

「どうですか?」

「ん~あんまり変化ないような・・・。」

「じゃあもう一回打ちますね」

「え?もう一回?」

今度は患部にピンポイントで打ちますと言われ、今度は横向けに寝ます。

硬くなった筋肉に次々と鍼を打ち込んでいきます。

「ギャー!!!」とは言ってませんが、これはきつい!おもわず

「これきついです。ちょっと無理っぽいです!」と言ったほどです。

硬くなっている凝った筋肉ほど痛いそうです。これがないと効果がないのだから我慢我慢だ。

・・・ふう、ようやく放置タイムだ。我慢したぶん脱力感がすごいわ。

 

10分ほどで先生が戻ってきて抜きます。『うっ!』となります。抜いてまたしばらく放置タイムです。

腰のまわりが熱く、鍼がまだ刺さっているような感覚です。しかしズキズキした痛みなどは皆無です。

 

起き上がり、身体を前後左右にゆっくり動かします。

「お?嫌な痛みが少なくなってる?」鍼を刺したことによる麻痺?なのかな?と思いつつも、身体はさっきより確実に楽になっています。

 

「2~3日すればもっと効果が分かるようになってきます」と先生は言ってました。

 

そして施術から2日目。かなりいい!歩いた時ビキビキくる痛みが取れてる。

鍼か~、こりゃやって大正解だったな!これが正直な感想です。でもキュンキュンくる痛み?感覚はガマンしなくてはいけません。でも本当はもう行きたくないです。

 

しかし症状が軽くなったからと言って安心してはいけません。一家の大黒柱として、倒れるわけにはいかないのです。腰の爆発を食い止められて良かったです~。

 

鍼にはいろんな効能があるみたいで多岐にわたっています。今回初めて鍼を受けましたが、僕のまわりはだれも受けた事無いと言っていました。もっとメジャーな治療法になってもいいのでは?とも感じます。

鍼灸師の腕にもよると思いますが、ともかく鍼治療はかなりおすすめできます。

 

僕らが普段病院で受ける治療にはない、東洋医学の神秘に少しだけ触れたような気がしました!

 

 

ではまた。