なるがです。
今回はデス・マス調をやめて、ダ・デアル調で書き進めてみたいと思います。この書き方も結構好きなので、たまにぶち込んでみても新鮮でいいですね。
では、
幸せな結婚とは何か
妻への感謝
結婚してはや12年、かわいい子供達としっかり者の妻がいて、元気で何不自由なく生活出来ている事に感謝。
僕は相変わらず仕事漬けで平日はほとんど家に居ない。家族揃ってご飯が食べられるのは休みの日ぐらいだ。
家の事を全部やってくれて、子供達にご飯を食べさせ、風呂に入れ、寝かしつけ、掃除洗濯、明日の準備と、自分の時間などほぼ無いに等しいにもかかわらず、妻は本当に良くやってくれている。
しかもフルタイムで働きながらだ。
僕には到底出来そうもない。相当な仕事量とストレスを抱えているのだろう。
故に妻には全く頭が上がらないのである。改めて感謝。
結婚は人生の墓場?
結婚とは人生の墓場だと良く言われているが、果たしてそうだろうか?
自分の奥さんに向けての皮肉として捉えられているようだが、嫁さんは少しくらいキツイ方がいい。僕はしっかりした嫁さんを見つけたと思っている。
そして本当の墓場とは、子供も巣立って行き、晩年に一人になってしまった時である。
結婚して12年も経てば夫の価値などほぼないに等しい。たった12年で?と思いになるだろうが、今まで何もしてこなかった夫は特に気をつけるべきだ。
呑気に過ごしている間に妻は相当な力を蓄えてきているのである。気づいた頃にはすでに制御不能となっている事も珍しくない。
家庭を疎かにしてはいけない。それにいち早く気づいた賢い男達はイクメンとなり、良いパパ、良い夫となるべく血の滲むような努力をしているのである。
熟年離婚が世間で取り沙汰されるようになって、夫たちの意識も変わり始めたのではないだろうか。
晩年になって独りぼっちになる事は出来れば避けたい所だが、こればかりは妻に決定権があるのでどうしようもない。
ではこれから先どうするか?考えてみよう。
妻に逆らってはいけない
女というものは得てしてすぐにキレる。中には優しい女性もいるが、宝くじで1等を当てるくらいの確率だと認識しておく事だ。そして、何故そんなにキレるのかよく分からないのである。
間違っても逆ギレなどしてはいけない。してしまったが最後、数倍どころか何百倍にもなって跳ね返って来るだろう。引き波の大きさと妻への逆ギレは比例している。そして確実にご飯は作ってくれなくなると思った方がいい。
そんな事を言いながらも妻はしっかりご飯を作って待っててくれる。自慢ではないが妻のご飯は中々美味しい。帰りが遅くなっても待っててくれる。
テレビを見ながら大好きな晩酌をして、やっと自分の時間を作っているのだ。
間違っても「ご飯は?」などと聞かない事だ。冷蔵庫から晩御飯を取り出し、チンして温める。もちろん自分で。やっと一息入れている邪魔をしてはいけない。
そして味の感想は「美味しい」しか言ってはいけない。たまに僕が作るときもあるが、その時は結構意見を言ってくれる。味が濃い、この組み合わせは無い、などと正直に話してくれる。
たまにしか作らない僕にとっては大変貴重な意見として今後に活かせる。
僕の休みは妻の休日
休日というものは身体を休める日なのは周知の事実である。しかし妻たちはその休日すら無い様なものである。いつもと変わらない一日なのだ。考えても分かるだろう、食事、掃除、洗濯とやる事は同じなのである。
それらの経験値が少なすぎる僕に、妻はしっかりと教えてくれる。
子供の送迎から掃除、洗濯、買い物の仕方まで事細かに指示してくれる。その甲斐あって普段出来ない洗濯槽の掃除や冷蔵庫内の掃除なども出来るようになった。
そして粗方片付いたら子供を連れてすみやかに家を離れる事だ。未だに自主的に行動出来ないので妻の提案に頼りっぱなしだ。それでも最近はイズミヤに連れ出したり出来る様にはなった。
普段触れ合えない子供達も喜ぶし、妻もゆっくり出来るしいいことづくめだ。
もちろん妻も含めて車で遠出だってする。その際は妻を助手席などには座らせない。直射日光に当たる暑い助手席などより涼しい後席でスマホでもゆっくりいじってくれれば良い。
一昔前は妻が助手席に座り、ナビ代わりとして楽しく、時にはケンカもしながらドライブしたものだ。しかし今はナビゲーションシステムなるものが付いている。会話は出来ないので少し物足りないが、不機嫌にならず目的地までしっかり連れて行ってくれる。
イズミヤでの楽しい買い物を終え、僕も満足して帰宅する。
ご飯のレパートリーも今日また一つ増えた。
妻の教え
そうしていつの間にかふと気付くのだ。
自分一人になっても生きていけるのではないかと。
これは先の先を見越した妻の教えなのだ。修行とも言っていい。いつ一人になってもいい様に、僕を鍛えてくれているのだ。仕事しか能のない僕にとっては大変有り難い事である。こんな事とても自分一人では出来ない。
親父は母に全部やって貰ってたからこの先が本当に心配だ。
そう思うと今のこの経験は必要不可欠なのである。あぁ有り難や。一人で野垂れ死ぬ所を見るに見かねて妻はそっと教育してくれているのだ。
世の男性諸君はこれらをしっかり受け止め、妻の教えを乞うべきだ。それが後々役に立つのだと思えばなんて事はない。
どうか幸せな結婚生活を送られん事を。
そして他のやり方があるのなら是非僕に教えて欲しい。