なるがままにされよう

このGブログも6年目に入りました。気が向いたときに書きます汗

門戸厄神東光寺 厄除大祭

なるがです。

 

 先日、門戸厄神東光寺(もんどやくじんとうこうじ)へ厄除け参りに行ってきました。

 

門戸厄神東光寺兵庫県西宮市にある高野山真言宗の別格本山の寺院です。あらゆる災厄を打ち払うという厄神明王が有名で、日本三大厄神のうちの一つといわれています。

 

あらゆる災厄を打ち払う!のです。こんなに無敵感ある文言は今まで聞いたことがありません。で、厄神明王ですよ。愛染明王不動明王フュージョンしたのが厄神明王だそうです。名前だけでも金剛力士像の2体に匹敵するラスボス感を漂わせていますね。

 

ちなみに三大厄神とは、

兵庫:門戸厄神東光寺(国民安泰)

京都:石清水八幡宮天皇安泰)

和歌山:天野明神 丹生都比売神社(国家安泰)

 

空海弘法大師)が厄神明王像を3体彫りましたが、現存するのはここ門戸厄神東光寺のみという事です。3体それぞれの像に安泰祈願されていたそうです。

 

お寺ひとつとっても様々な歴史や背景があり、そこに想いを馳せる時というのは実に趣のあるものです。知れば知るほど面白いなぁと思いますよね。詳しい話はいつものように割愛させていただきます(書けよ)

 

 毎年1月18日、19日は厄除大祭が行われ、近隣の県からもたくさんの人が厄除にやってきます。付近の道路は通行規制がかけられ、露店がずらりと並んで大変な賑わいを見せます。

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残念なことに今年もコロナの影響で露店が中止となり、賑やかなお祭りとはいきませんでしたが、さすがに三大厄神の有名な祭りだけあって夜7時すぎでも人が途切れることなく入ってきておりました。

門戸厄神東光寺は超強力なパワースポットなのです!

 

 僕はとっくの昔に厄年は終わってますので、関係ないと言えば関係ないんですが、だからといって厄年以外の人がお参りしてはいけないという訳でもありません。あらゆる災厄を打ち払いたいと思っている人たちがたくさんお参りに来ていました。

 

しかし何かに向かっている人の流れというのは、こう、興味を抱くと同時に自分も行かなければならない、みたいな気にさせません? この場合は、行っといた方がええのん違うかぁ?と誰かに囁かれている様な気さえします。つまり「厄除け」という言葉の持つパワーは簡単に人を動かしてしまうという事です(たぶん)

 

 本当は寄るつもりは無かったんですが、この祭りの日にこの場所にいる事は運命としか言いようがなく、しかも最終日というのもあって、行かなければ絶対に後悔する! と強くインスピレーションを感じたのです。

第六感のようなものは皆さんも何となく感じた事があると思いますが、こういう時は迷うよりぱっと先に決めてしまう事です。

 

 お寺の門をくぐってしまえば、初め思っていた「行こうかなぁ…どうしようかなぁ」等という思考は完全になくなりました。

歩みを一歩前に進める事は場合によっては勇気がいる事もありますが、迷っている時はエイヤっ!と思い切ってやってみる事も大事ですね(大げさか)

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 ちょうど古いお守りを持っていたので(以前来たことある)それを納めて、新しくお守りを購入しました。これだけでも来た甲斐があったというものです。交通安全のお守りと、娘の学業成就のお守りを買いました。

 

しかし何を焦っていたのか、まず初めに寄るべき手水舎にも寄り忘れ、目的も分からずフラフラしてお参りの仕方が何かめちゃくちゃでした。

 厄神堂にお参りしている時、横で思いっきりパン!パン!とやっている人がいましたが、これは違いますね。仏様なので合掌、礼拝で良いです。

神様=2礼2拍手1礼

仏様=合掌、礼拝

 

 帰りにおみくじを引く事にしました。受付がマルコメくんみたいな可愛い坊主で、子供なのに丁寧な仕事ぶりだなぁと感心すると共に、おみくじの箱をガラガラと回して「24番です」と伝えます。

マルコメくんは「はい」と答え、みくじ籤を渡してくれました。

 

 

 

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マルコメくんが手元でその番号を確認した瞬間、わずかに動揺した表情が垣間見れたのも、みくじ籤を渡す手が微かに震えてたのも、今となっては気のせいだとは思うが、まさかの「凶」。これでも人生初の凶ですよ!

おーい、やくじんさん!(笑)

 

二度とこんな寺に来るか!くそが!

などと思うのは中学生のすることです。

 

厄除けの寺で「凶」を引くことは逆に捉えると、最「強」なのかもしれません。最強のラスボスが居るこの門戸厄神東光寺での凶は最強のおみくじなのだ!!!

と思わないとやってられません(笑)

 

 しかし本当にこれは間違いではありません。たとえ凶を引いたとしても、それをどう捉えるかが大事なのです。

凶を引く事はこれ以上悪くなる事は無いから、これからは良い事しかないのだ。と捉えるのが良いと思います。自分を戒めこそすれ、おみくじ如きに一憂するなぞナンセンスです。はぁ。

 

 

動揺し過ぎて結んで来るのを忘れました。

奥さんに、要らないから買ってこなくていいと言われていても買うつもりだった「厄除け饅頭」も無事売り切れてました。なんて日だ!まったく!(中学生レベル)

 

 インスピレーションを感じた結果が「凶」だった訳ですが、あまり気にせずに生きて生きたいですね。

今回は時間も余り無かったので滞在時間は20分程でした。仕事で近辺に来る事があるので改めて行きたいなと思います。凶の御籤はその時結んで来ます。合掌。