なるがです。
コロ中の影響により車で通勤する様になって早ひと月が経ちました。毎日片道約一時間半、距離にして約40kmの往復です。ちょっとしんどい反面、小旅行みたいなものでもあるので、必然的に車の中は自由を満喫する為の空間と化します。運転も大好きなのでそこまで苦ではありません。
まぁ今はそんな呑気な事も言ってられず、控える様に言われている「県をまたいでの移動」をしてるので、ナンバープレートを見たジモピーによる襲撃に遭わないかヒヤヒヤしてます。
そんな冗談はさて置き、僕が車通勤をしてみて気付いた事、思う事、思った事などを書いていこうかなと思います。コロ中によるテレワークの普及で、皮肉にも出社の必要性が無いのが分かったとの声も聞かれますよね。
それでは今回もいつもの様に筆の向くまま進めていきたいと思います。
それでは元気よくスタートです!
「令和にLadyがRadioで5時からReady Go!」
何やら早速脱線気味ですが、この文言が何か分かる方いますでしょうか。たぶん関西人にしか分からないと思います。
5時から、という事は朝です。しかもradio?という事は?…さて、これはいったい何なのでしょうか(いいから早く書けよ)
そうです、ラジオです。最近はAMラジオが面白いので通勤中に聴く様になりました。
これは毎日放送MBSラジオで朝5時からの生放送「レイディオ・ゴー」という番組のキャッチコピーです。このちょっとクセのある文言が頭にこびりついて離れないんですよ。気付いたら「令和にレディーが…」と口にしてる事も。
つまり、このオッさんゴコロをくすぐるダジャレかよ!と突っ込みたくなる言い回しと、テンポのあるリズム、エコーのかかった聴きやすい女性の声、これがこびり付く原因なのであります。
これがオープニングの他、番組中に何回か出てくるので聞き逃すまいと、もうすでに待ちの態勢ですよ。
「令和にレディーが5時からラジオで…いや、ラジオで5時から、だったっけ…」などと、どうでもいい事で頭を使っております。僕だけだと思いますがこれは中毒性があります。
朝の5時という時刻は最近でこそ明るいですが、しばらく前までは暗かったですよね。
まだ人の少ない静かな街と、薄暗い道をヘッドライトを灯して車を走らす。そんな時にこのAMラジオのこもった音質との組み合わせがとても心地良く感じるのです。
ラジオは車に乗った時くらいしか聴かないのですが、大抵FMラジオを選択して聴いてました。でも最近はAMラジオの温かみというか、情緒みたいなものが感じられます。早い話が歳を取ったという事なんでしょう。
よく河原の土手なんかを、ラジオ片手に散歩しているお爺ちゃん。聞こえてくるのは決まってあのAMのこもった音でした。
思えば中学3年の受験勉強のお供がAMラジオでした。夜中に聴くラジオが面白くて、しんとした時間と勉強机を照らす灯がすごく心地良かったのを思い出しました。今の車通勤はまさにこの時と同じような感覚を再現してくれていると感じます。ポイントは暗くて静かな時間ですね。
さて、話は変わりますが、たまにFMラジオをつけると音質が良すぎてビックリします。そして車内がとたんにオシャレになります(笑)
そうなのです、最近はFM放送がオシャレ過ぎてカラダが受け付けないのです。この前はテクノ系のイカした曲がかかっておりました。FMはやっぱりオシャレですねー。
ですがパーソナリティーがスペイン語かイタリア語らしき言葉でずーーと何やら喋ってるので、「何喋っとるか分からんわ!」とラジオに向かってキレてました。その後すぐAMに切り替えたのは言うまでもありません。
この前奥さんが車に乗った時、エンジンをかけたらAMラジオがついていたと笑われました。お爺ちゃんやん!と。AMラジオに対して偏見がひどいですよね。確かに間違いではない部分もありますけど。
じいちゃん達が好んで聴くAMラジオのもう一つの魅力は、番組によってトーク内容が日常会話みたいなフランクさがある事ですね。その辺の井戸端会議か飲み屋のオッサンの話を聞いてる様な感覚です。話が面白いんですよ。車の中で大笑いした事もあります。FMにはあまり無い様にも思えます。
でも、ラジオで笑えるってある意味すごく新鮮な感覚です。聴覚しか頼るものがないのに。
文章を読んで笑ったり、曲を聴いて泣いたりするのに似ていますよね。
どれも自分の中でイメージを作り上げて、想像を膨らませてその場所へ行くことが出来ます。
巷ではテレビやYouTube等をはじめとする視聴覚メディアが相変わらず人気です。見たもの聴いたものをそのまま感じる事は悪い事ではありませんが、自分で想像する、考えるという行為があまり育たないのではないか?とラジオを聴く様になってふと思うのです。
例えば中学生の男子がGをする時にAVをおかずにするのか、リコーダーをおかずにするのかでは想像力の育まれ方が全然違う。まぁリコーダーの域まで行くとただの変態なんですが。
要は、テレビ等の視聴覚メディアは受け身になりがちです。それらから少し遠ざかって自分で考え感じる事も必要だと思うのです。
目隠しされたまま何かを食す時、色んな事を考え思い巡らす様に、感覚が研ぎ澄まされるのです。
ラジオを聴いていて、どんな顔をしているんだろう、声のトーンから表情を想像してみたり、スタジオはどんな感じなんだろう、たくさんの色んな事が考えられると思います。
ひいてはそれが集中力につながり、聞く力が養われると、僕は思っています。
聞こうという姿勢にも繋がりますよね。
車通勤にAMラジオは欠かせない存在となりました。
僕は今めちゃくちゃ集中してラジオを聴いてます。ある番組のニュースでBGMにかかっている音なんですが、
チャーッチャチャーッチャチャチャチャチャ♫シャバダバダバ♪ トゥットゥルトゥットゥルトゥットゥ〜シャバダバダバ♬〜トゥットゥルトゥットゥルトゥットゥ〜トゥ〜♬シャバダバダバ♬……
この口歌が気になり過ぎて、アナウンサーの読む内容が全く入って来んのです!
ニュースを聞こう聞こうと思っているのに意識は自然とその奥で鳴っているシャバダバダバ♬に持って行かれるのです。ニュースにあれはいかん。
まだまだ集中力が足らないという事ですね。
AM、FM問わずたまにはラジオを聴くのも新鮮で良いですよ。でも運転にはくれぐれも気をつけましょうね。
次回はその運転について書こうと思います。