なるがままにされよう

このGブログも6年目に入りました。気が向いたときに書きます汗

この夏・・・そうだ、あれ見よう

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 夏と言えばこの作品でしょ!夏にこれを見なくていつ見るの? そんな夏という季節を連想させる作品はごまんとありますが、僕は特にコレと言って見たいものはありません。(コラコラ、いきなり話を終わらせるな) 

 まぁ夏と言えばですね、やはり涼しくなりたいからか皆さん心霊モノや水モノ、冬モノの映像を見ようとなるのでしょうか? ですがそれを見たからといって涼しくなる訳ではないですし、夏だからコレを見ようじゃなく、結局のところ何を見てもいいと思うのですよ。好きなものを見たらいい(スポンサーにケンカ売ってんのか)

すいません、題材に反抗する姿勢はいけませんね。真面目に書きますです。

気を取り直して……。

 先日家族4人で映画を見に行ってきました。この夏に上映中の映画はたくさんありますね。さて何を見る?という事になり多数決の結果、3対1(1は僕)、問答無用で「ワンピースFilmRED」になりました。僕は『トップガン』を見たかったので独りで見る事も出来たのですが、お父さんと見たいと言う息子の言葉に負けてしまいました。まぁワンピースは僕も好きですしね。

で、見終わりました。

すいません、僕は不完全燃焼でした。これには賛否両論あるようですが、Adoさんを責めるのは全くの筋違いだと思います。ワンピネタはこれ以上触りません。

 

 僕はレンタルビデオ屋(死語)へ良く映画を借りに行くのですが、常に5本中3本はいわゆるハズレを引いてしまいます。なので最近ではパッケージを見るだけでコレはあやしいと判別できるようになりました。それでも借りてしまうんですがね(笑)

そのワンピ…(略)の不完全燃焼を埋めるべく、今回このお題も頭にありましたので、じゃあ借りるならと夏をイメージした訳です。・・・そうだ、あれ見よう……。

 

きまぐれオレンジ☆ロード~あの日にかえりたい~』 何故にそれ(笑) 

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 週刊少年ジャンプに連載されていたこの作品は大変人気がありました。1985年当時小学6年生だった僕は、友達にバレるのが恥ずかしかったのでキン肉マンを隠れ蓑にしてこっそり読んでいました。当時は恥ずかしかったんですよ。

 そして1988年のこの作品発表時は僕は中3になっていました。ある日、姉貴が友人から借りてきたこのビデオテープを見つけたのでこっそり拝借しました(笑)そしてワクワクしながら鑑賞タイムスタートです!

 

 

エグいアニメでした……。

俺の知っているきまぐれオレンジ☆ロードとは違う!恭介の人格が途中からまるで別人、思わず鬼畜!!と叫びたくなるほどです。ひかるちゃんに対するあの仕打ちがもう見てられない。お前本当に恭介なのか⁈と。健気なひかるちゃんの心をズタズタに傷付けて、これでもかってくらいに突き放して。女の子にそんな事するなよぉー! 恭介は女心を分かってない!

あっ、そういう俺はドーテーでキスはもちろん、女の子と付き合ったこともないんだった(笑) 

 というそんな僕でもトラウマになる、否、原作を知っていたからこそのトラウマなんだと思いますが、とにかく中学生にはレベルが高くキツ過ぎるストーリーだったのです。

 そして本編が終わった後のエンドロールで流れる和田加奈子の『あの空を抱きしめて』が、さらに追い打ちをかけるようにどん底へと誘うのです。胸がきゅーっと苦しくなるような、切なく、それでいて解き放たれた様な…まぶしくてどこまでも続く空を連想させる……。名曲なんですがね。いやかなりの名曲です。このラストにふさわしいドはまりしたトラウマ級の名曲と断言します。


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中学生の僕にはショックがでか過ぎました。脱力感でいっぱいになりながらエンドロールで曲を聴いていると、自然と映像がフラッシュバックしてくるほどでした。それくらいインパクトのある映像とストーリー、そして声優さん達の声の力であり、さらにこの曲の強烈な存在感なのでした。

 ここでアツく語りだすと止まらなくなるので詳細は割愛しますが、とにかく一言でまとめると「えぐいアニメ」だったという事です(笑)

 

 ここで、ん?夏と何か関係あるん?と思われたと思います。確かに夏とは関係ありません(コラ)

 しかしですね、アニメ本編の確か冒頭辺りの場面でセミが鳴いていたのですよ。ミーンミーンて。このセミの鳴き声が、中学生だった僕の記憶にこびりついていたという事です。それと曲中に出てくる「空」という単語が結びついて夏を連想させていたのです。

今34年の時を経て、こうしてセミの声と青い空が僕の頭の中を占めたとき、ごく自然に『きまぐれオレンジ☆ロード』が再生されたのです(大げさか)

夏という季節はとても短く、そして熱く、甘酸っぱい様な、切なく儚い季節なのです。

 

 今回おっさんになった今見てもやはり鬼畜恭介と思いましたし、そしてやはりセミは鳴いていました。これが記憶の中で夏を感じていた正体だったんだと分かりました。エンドロールであの日感じた切なさも、わずかながら蘇りとても懐かしくなりました。十分過ぎるほどワン…の穴埋めは出来ました。心も満たされて満足満足~ですよ。

ただリビングでひとり『きまぐれオレンジ☆ロード』を見ていたところ、奥さんと娘から「キモっ!」と言われたのがショックでした。だけど気にしません。

そんな切ない夏の昼下がりでした。