なるがままにされよう

このGブログも6年目に入りました。気が向いたときに書きます汗

「そうめん」とはポテンシャルを秘めた食べ物だ

今週のお題「そうめん」

 

なるがです。

 

 「そうめん」を漢字で書くと「素麺」と書きます。そんなこと誰でも知っとるわ!と突っ込まれそうですが念のために書いておきます。

 そうめんは夏になると必ず食卓に上がってくる献立のひとつですよね。僕もそうめんは大好きです! 冷たくてひんやりとして、出しが絡んだ麺がつるつると、一度食べだすと箸が止まらなくなります。…否、正直に言います……僕はどちらかといえば脂ギトギトのコッテリラーメン等が大好物なので、そうめんはアッサリしすぎで何か物足りないんですよ。なので僕はいつも何か油脂を加えて食べてしまいます。天ぷらやかき揚げがベストなんですが、揚げ玉やごま油なんか加えて楽しんでます。この歳になると油脂系はやめなさいと奥さんから言われてるんですが、やめられまへんな。

 

 麵自体が小麦粉、水、塩、とシンプルな材料なので基本的に何を合わせても合います。ですがやはりアジア発祥の食べ物だからでしょうか、なんにでも合うと書きましたが、バターやケチャップ、デミグラスソース等の所謂洋モノ系には拒絶反応を示します。調理法を工夫すれば合わないこともないと思いますが、そもそも「そうめん」という完成された献立を分解し、敢えて冒険する必要性などは無いと思います。

 

しかし僕もそうですが、この型にはまった「素麺のあるべき姿」をぶち壊したくなるのが人間の性というものでしょう。アジア枠から飛び出して行きついた場所はイタリア。そうです、イタリアといえばトリコロールの国旗にも表れているように、バジル・モッツァレラチーズ・トマトですよね。(本当は違います)

そうめんのトッピングとしても十分美味しく、意外とつゆにも合うのですよ。専門的な話をするとグルタミン酸イノシン酸ガー…ということなんですかね。しかしそうではなくて、パスタの代わりとしてもそうめんはイケるクチなんですよ。オリーブオイルとにんにく、赤唐辛子、トマト、塩、だけでもめちゃくちゃ合います! 

カッペリーニ」というパスタ(『髪の毛』、田舎者という意味ではない)がありますが太さ形ともに素麺と似てますよね。冷製で食べるのが美味しいのですが、冷やしすぎない!のがポイントだと僕は思ってます。ミョウガ、水ナスなんか合わせたら最高に美味しい。

このように素麺のポテンシャルには驚くべきものがあります。(大げさ)

 

 でもやっぱり「そうめん」で真っ先に思いつくのは「そうめんと茄子の入った味噌汁」です。子供のころ食卓によく出ていたからなのか、はたまたこの組み合わせの味噌汁が斬新だったからなのか。何故か不思議と記憶に残っていて、たまに無性にコレが食べたくなる時があります。おふくろの味なのかな。

クタクタになって歯ごたえも何もないそうめんと、早いうちからぶち込まれたであろう、色が完全にぶっ飛んでバラバラに崩れた茄子……なのにだ、味噌汁との間に醸し出される見事なまでのマリアージュに、僕は完全に打ちのめされるのである。(だから大げさ) 何故そうめんと茄子なのか?この際意味などどうでもいいです。実際にこの組み合わせはとてもポピュラーであることも分かっています。ただ実家みたいに「鬼煮込み」ではない事は確かかと。

 

 奥さんが今日の晩御飯何にする?と聞いてきたので迷わず「そうめん」と言ったら、そうめんはお昼に食べるものだ、と返されたんですが理由が謎です。ですが、肉そぼろとか韓国風そうめんにしたらどう?と言ったら喜んで買い物に出かけていきました。

と言う事で今日はそうめんになりそうですが、「そうめん?ん?そうめん?」とブツブツ言いながら出かけて行きましたので、どうなるか分かりません。